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(回答先: 岸元首相別荘地、異例の購入=03年、安倍氏側から要請−御殿場市財産区・静岡(時事通信) 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 11 月 04 日 12:29:18)
2006年11月03日12時02分
http://www.asahi.com/national/update/1102/TKY200611020488.html
安倍首相の祖父・岸信介元首相が晩年を過ごした静岡県御殿場市の邸宅をめぐって、市の御殿場財産区が03年、約5300平方メートルの敷地を首相の実母で土地所有者の安倍洋子さん側の要請を受ける形で、約1億2000万円で購入していたことが明らかになった。財産区は合併した自治体の財産管理などを目的とした特別地方公共団体で、原則として山林の保護など以外には財産を取得できないことになっている。同財産区による別荘地の購入は異例で、今回の取得が財産区の本来の目的に沿っていないのではないか、との指摘が出ている。
登記簿や市の資料などによると、財産区が購入したのは、建築家の故吉田五十八氏が設計した木造鉄筋コンクリート造り2階建ての建物が立つ宅地。土地は元首相の息子名義で登記されていたが、元首相の死去後に洋子さんに売却された。
長田開蔵市長や市によると、旧岸邸の売却は01年夏、当時官房副長官だった安倍首相の秘書(当時)から市長に直接持ちかけられた。市長は財政難を理由に財産区に話を引き継いだという。
財産区によると、当初、土地の提示価格は約2億2000万円だったが、交渉の結果、03年に約1億2000万円で購入。建物は市に寄付された。
市側はその後、土地と邸宅の活用を検討した結果、周辺地も財産区に取得してもらい、市に貸与してもらったうえで、記念公園として整備する構想を立ち上げた。08年に旧岸邸など一部を公開し、10年には全面公開する予定になっている。
静岡県が政府見解を踏まえて作成した「財産区運営の手引き」によると、財産区の権能は、財産の管理や処分に限定され、原則的には新しく財産を取得することはできないとされている。
この点について、御殿場財産区は10月半ば、朝日新聞の取材に対し、「『新しい財産は取得できない』という内容は85年ごろまでに政府が見解を変更したため、問題はなかった」といったん答えた。
ところが、静岡県は「解釈について政府が見解を示したのは83年で、手引きは94〜99年に作られており、内容・解釈については現在も変更がない」と回答。このため改めて財産区に確認したところ、「解釈の変更が、手引きの作成より前に行われたとは知らなかった」としたうえで、「土地の購入には景観を保全する目的も含まれており、本来の目的に反していないと考えている」としている。
長田市長は「財産区でも購入できると思っていた。民間に売却され、マンションでも建てられれば、周りの景観が壊される。地域の福祉向上を考えて購入した」と話している。総務省は「県の手引きに書かれている解釈の通り。個別事案にはお答えできない」としている。
安倍首相の事務所に対して、土地売却の詳しい経緯について尋ねたが、回答はなかった。
http://www.asahi.com/national/update/1103/image/TKY200611020505.jpg
広大な敷地に立っている旧岸邸(手前)。上は東名高速道路・御殿場インターチェンジ=1日午後、静岡県御殿場市東山で、本社ヘリから
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