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□自民党最大派閥「旧森派」会長・町村氏の憂鬱な日々 [週刊文春]
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20061101-01-0702.html
2006年11月1日
自民党最大派閥「旧森派」会長・町村氏の憂鬱な日々
自民党最大派閥の会長になったというのに、町村信孝・前外相の表情は今ひとつ晴れやかでない。森喜朗・元首相から「君を次の総裁候補にするためだ」という殺し文句で禅譲されたが、実権を伴わない「森氏の傀儡」でしかないのは明白だからだ。
そもそも、なぜ今、会長交代なのか。「清和会」(旧森派、現町村派)の「ポスト森」世代は、キャリアと実力から中川秀直幹事長(62、当選九回)、尾身幸次財務相(73、同八回)、町村氏(62、同八回)の三人に絞られるが、安倍政権の誕生で冷や飯を食わされたのは町村氏だけだ。総裁選で安倍陣営の責任者を務めたのに、どうしたわけか。
「理由は簡単。安倍晋三首相は、秀才を鼻に掛けた町村氏が嫌いだからです」(全国紙政治部記者)
元北海道知事を父に持ち、日比谷高校→東大→通産省とエリート・コースをまっしぐら。高校時代はラグビー部主将、大学では反全共闘のリーダー、落選経験なしと、絵に描いたようなプリンスのはずが、プライドが高すぎるキャラクターが災いして子分が一人もいない。しかも、政策通の論客ながら、「政治音痴というより世間一般の常識的な空気が読めない」(同前)ときている。
森氏が支持率低迷で首相退陣に追い込まれた際、「よもや派閥会長に復帰する気じゃないだろう」と放言し、激怒させたのは有名だ。「雑巾掛けから出直せ」と、その後町村氏にしては格下の党総務局長に据えられたが、「やっぱり泥臭い仕事は無理だな」というのが森氏の町村評だった。小泉政権の外相としても功を焦って勝負を掛けた国連常任理事国入りに大失敗。どう見ても首相候補には程遠いが、だからこそ森氏が会長ポストを譲ったとも言える。
「万が一にも自分をないがしろにする恐れがないと安心だから。反対に、かつての子飼いでめきめき実力をつけてきた中川氏には警戒的で、町村氏を牽制の盾に使おうという腹のようです」(同前)
森氏は派内の子分たちに「来年の参院選で自民党が負けたら、中川幹事長は責任を取って辞任しなければならなくなる。そうしたら、代わりに町村君が党三役に入って、今度は中川君が会長になればいい」とうそぶいているとか。結局、皆が転んでも、森氏だけは安泰というのが町村派誕生の真相となれば、町村氏の浮かない顔つきもうなずける。
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