★阿修羅♪ > 日本の事件21 > 759.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 婦女暴行未遂で服役男性は無実、公判中の男逮捕…富山 [読売新聞] 投稿者 white 日時 2007 年 1 月 19 日 18:30:51)
http://blog.livedoor.jp/y0780121/archives/50123686.html から転載。
2007年01月19日
裁判所は冤罪でも叩かれない
強姦などで服役の男性無実 別の男が容疑認め逮捕 富山(朝日) NHKニュースでもやっていたが、富山県警と富山地検の釈明会見はあっても、肝心の富山地裁の釈明会見がないというのは、冷静に考えると摩訶不思議だ。
富山県警は19日、02年に起きた強姦(ごうかん)事件などで懲役3年の実刑判決を受けて服役した富山県の男性(39)が無実だったと明らかにした。県警は同日、この事件の容疑を認めた松江市西川津町、無職大津英一容疑者(51)=別の強姦罪などで公判中=を強姦容疑などで再逮捕。富山地検高岡支部は男性の裁判のやり直しのため、富山地裁高岡支部に再審請求する。(朝日)
こっちでも見出しは「富山県警が大失態」で、決して「富山地裁が大失態」とは絶対ならない。別に富山県警の捜査が誤っても、地検が誤って起訴してもしょうがない。誤認逮捕、誤認起訴は有り得る事だ。で、最後の砦の裁判所が最終的に有罪かどうか判断する訳で、県警や地検が有罪と判断した訳ではない。普通に考えれば最終的に有罪判決を下した富山地裁が最高責任を負わねばならない。でなければ何のための判決かということになる。
ところが、マスメディア用語には「誤認逮捕」という言葉は流通していても、 なぜか「誤認判決」「誤認起訴」という言葉は聞いたことがない。ぐぐってみると、 "誤認逮捕"は171,000件ヒット、対し"誤認判決"はわずか150件、"誤認起訴"は551件と3桁も違う。この数字が全てを語っているように思える。
つまり、警察の「逮捕」が事実上全てで、後は流れ作業であることが、マスメディア的認識ということになる。検察はほんのちょっぴり。裁判所は事実上の他人事。ちなみに裁判所を裁くのは上級審だが、この事件では控訴もされておらなかったようで弁護人にも責任があるはず。
ところが、なぜか冤罪の責任は警察が事実上全てを負わされる。これでは現場の捜査員もやってられないだろう。
本来なら、許容度から言えば、
誤認逮捕<誤認起訴<誤認判決
だ。そうでなければ、いっそ検察と裁判所はリストラでなくせばいい。警察の中に検察部と裁判部を作って処理すればいいのだ。