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(回答先: 予備校生の兄逮捕=「夢がない」となじられ殺害か [時事通信] 投稿者 white 日時 2007 年 1 月 04 日 20:26:32)
切断遺体:殺害された女子短大生の兄を逮捕 警視庁
若い女性の遺体が発見された現場付近を調べる捜査員=東京都渋谷区幡ヶ谷で4日午前10時1分、野田武写す 妹の遺体をバラバラにしたとして、警視庁代々木署は4日、東京都渋谷区幡ケ谷2、予備校生、武藤勇貴(ゆうき)容疑者(21)を死体損壊容疑で逮捕した。「妹から『夢がない』となじられ、かっとなって殺した」と殺害を認めているという。
調べでは、武藤容疑者は12月30日午後3時ごろ、自宅で短大生の妹、亜澄(あずみ)さん(20)の遺体の頭部、両肩、腹部、両足などを自宅にあった文化包丁とのこぎりで切断した疑い。遺体は十数個に切断し、4つのポリ袋に入れ、自宅3階の自分の部屋のクローゼットや物入れに分けて隠していた。
武藤容疑者は調べに対し、「『私には夢があるけど、勇君(勇貴容疑者)には夢がないね』となじられ、頭にきて殺した」と殺害を認めている。亜澄さんは当時、勇貴容疑者に対して「私は勉強しているから夢が持てる。(勇貴容疑者は)しっかり勉強しないから夢がかなわない」との趣旨のことを話したという。切断した遺体については「後で捨てるつもりだった」と供述している。
武藤容疑者宅は、双方が歯科医の両親と大学歯学部の兄(23)の5人家族。母親と長男は12月30日昼、東北地方に帰省のため自宅を出た。母親は出発の際に亜澄さんに「後で来るように」と話をしており、母親らの出発直後に殺害したらしい。武藤容疑者は12月31日〜今月11日の予定で、神奈川県で開かれた予備校の歯学部受験コース合宿に参加。31日昼、父親の車で千代田区の予備校に送ってもらい、家族と別に過ごしていた。父親は31日深夜に帰省していた。事件の発覚を逃れるため、父親には「友達からもらった観賞用のサメが死んだ。部屋に置いてあるが、においがしても開けないで」と言っていたという。
両親らは2日に帰宅し、3日夜になって遺体を見つけた。亜澄さんは時々外泊するため、出かけていると思っていたという。
◇「歯学部目指し、まじめに勉強」驚く関係者
近所の人によると、武藤さん方は夫妻とも歯科医で、父親の代から地元で開業している。長男は大学の歯学部に在学中で、勇貴容疑者も歯学部を目指し、東京都千代田区にある予備校の歯学部受験コースに通っていた。
予備校によると、合宿初日の12月31日は午後2時半に予備校に集合。午後3時ごろ、バスで合宿先の神奈川県・葉山へ向かった。理事長は、「(勇貴容疑者は)おとなしく、まじめにやっていた。あいさつもしっかりでき、宿題を忘れた時は申し訳ないと自分から担任に謝りにいく生徒だった」という。
近所の無職の男性(65)は、「亜澄さんはかわいい感じで、あいさつがしっかりできる礼儀正しい子だった」と言う。勇貴容疑者については「一生懸命勉強して、大学の歯学部を目指していると聞いていた。頑張れよ、と声をかけたらニコニコ笑っていた。兄妹の仲が悪いとは聞いたことがない」と驚いていた。
60代の男性は「武藤さん夫妻は腕のいい歯医者で、奥さんは数年前、『長男が歯学部に受かった』とうれしそうに言っていた」と話している。