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よみうりテレビで「名張毒ぶどう酒」事件のドキュメンタリーが放映された。放映されたのは昨夜というより日付が変わっていたから、今朝というべきか。いずれにしても深夜で小生は睡眠中だったために見ていない。録画しておいたのでゆっくり見てみるつもりだが、[土佐高知の雑記帳]さんがブログでこの番組を取り上げている。
以下は http://jcphata.blog26.fc2.com/blog-entry-534.html から転載。
「名張毒ぶどう酒」事件に思う
きのうの「ドキュメント06」。テレビに釘付けになった。
「名張毒ぶどう酒」事件をとりあげていたのである。
何日かまえにともだちと死刑制度について議論していて、当ブロガーは「100人のうち1人の冤罪者を死刑にしたら国家国民は万死に値するから、死刑制度は廃止するべきだ」といったが、彼は「それは被害者感情を理解していない」とのべていた。
だが、この番組をみて、日本の裁判制度の根本的欠陥を見せつけられた思いがした。
死刑制度はただちに廃止し、終身刑を導入すべきである。
とくに印象にのこったのは「疑わしきは被告人の利益に」という意味。
番組の中で守屋教授が司法官をめざす学生たちに、必ず伝えることとして紹介されていた言葉であるとされていた。
つまり、一つでもその人を有罪にすることに疑問がある証拠が存在すれば、被告人を無罪にすべきであるという意味だそうだが、これが司法の場で厳格に貫徹されていたら、冤罪はうまれない可能性はある。
だが、現場ではどうか。
番組では検察官が疑問のある証拠は出さずに、死刑判決に持ち込んだ例が紹介されていた。
現場検証で凶器は3つとされていたのに、検察が出したのは一つだけ、また、布団に被害者の血痕はのこっていないのに「ある」とした「証拠」(それが検察官の部屋に無造作に置かれていたというからお笑いだ)。
バカか(^○^) 。
こんな「裁判」で人間を死刑台に送っている日本の裁判制度。
それで死刑制度を支持する国民が多数…(^^;
日本は絶対に先進国ではありえない。
もとい。
この事件で凶器とされるニッカリンTを探し出し、その疑問点を科学的に明らかにして再審にもちこんだ弁護団はすごい。
それもインターネットをつかって、というところに時代の流れがある。
しかし冷静に考えると、こうした弁護団もつかず、無罪の叫びがききとられず死刑台に送られた人も皆無ではないわけで、これを考えても死刑制度はやめるべきだ。