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(回答先: 秋田の4歳児死亡で母親ら逮捕 [スポーツニッポン] 投稿者 white 日時 2006 年 11 月 13 日 11:22:09)
□秋田の男児変死 母親を殺人で逮捕 交際相手も「子供うるさかった」 [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000015-san-soci
秋田の男児変死 母親を殺人で逮捕 交際相手も「子供うるさかった」
秋田県大仙市の農業用水路で死亡してみつかった、同市大曲住吉町の保育園児、進藤諒介(りょうすけ)ちゃん(4)は殺害された疑いが強まり、秋田県警捜査1課と大仙署は13日、殺人の疑いで、母親の美香容疑者(31)と、交際相手で大館市十二所、県立大館高校非常勤技師、畠山博容疑者(43)を逮捕した。両容疑者とも大筋で容疑を認め、動機を「子供がうるさかった」と供述。美香容疑者は以前、諒介ちゃんへの虐待を理由に、児童相談所から母子の引き離しを提示されており、県警は日常的な虐待の有無についても詳しく調べる。
調べでは、両容疑者は10月23日午後4時すぎ、大仙市北楢岡の道の駅「かみおか」に駐車中の車内で、諒介ちゃんの頭や顔を素手で殴り、口をふさぐなどして暴行。ぐったりとした諒介ちゃんを5時すぎに同市大曲柳田の農業用水路に放置し、殺害した疑い。
美香容疑者は同日朝、諒介ちゃんの通う保育所に「秋田市に来ているから今日は休む」と連絡。同日午後6時10分ごろ、「子供がいない」と110番通報していた。
県警は、行方不明当時は日没後で雨が降っており、子供が1人で外出するのは不自然だったことや、遺体に不自然な傷や皮下出血の跡があったことなどから事件性が高いと判断。美香容疑者らから事情を聴いていた。
県中央児童相談所によると、平成16年7月、当時美香容疑者と諒介ちゃんが生活していた秋田市内の福祉施設で、諒介ちゃんが虐待を受けているとの情報を入手。「死に至る恐れがある」として、児童相談所が美香容疑者と諒介ちゃんを引き離すよう施設に提示し、諒介ちゃんは美香容疑者の実家に預けられた。
しかし、美香容疑者はすぐに実家で諒介ちゃんとの同居を再開。児童相談所は他の家族も一緒に住んでいるとして、同居を追認し、その後は虐待情報はなかったという。
◇
■仲良い姿も過去に虐待
逮捕されたのは、また母親だった。母子で一緒に犬を散歩させる姿は仲の良い親子に映ったという。その一方で、殺害された諒介ちゃんの体には不自然なあざも。なぜ諒介ちゃんは殺されなければならなかったのか。
≪人付き合いなく≫
美香容疑者は、諒介ちゃんを出産後まもなく離婚。秋田県潟上市の実家に身を寄せるなどしていたが、昨年末、諒介ちゃんを連れ、50代の建設業の男性の自宅に移り住んだ。一方で、畠山容疑者とは数年前から交際をしていたという。
「自分からはまず声をかけてこない。朝のゴミだしで『おはよう』と声をかけ、やっと返事があるくらい」。近所の女性(69)は、美香容疑者の印象をそう話す。
諒介ちゃんを今年2月から保育園に通わせ始めたが、他の保護者との付き合いはないという。
一方、畠山容疑者は昨年8月、県立大館高校に非常勤で採用された。同高の椿田一男事務長は「他の技師ともチームワークよくやってた。トラブルなどは全くなかった」と驚きの表情を隠せない。ただ、事件当日と翌日は休みを取り、事件後は「落ち着きがなく、様子がおかしかった」(椿田事務長)という。
≪アゴのあざ≫
美香容疑者と諒介ちゃんが2人で犬を散歩させていた光景は近所で度々目撃されている。母親とは対照的に、諒介ちゃんは人見知りをしない元気な子供だった。
「朝、子供を連れてきた親に誰にでも、『おはよう』と元気に声をかけていた。人なつっこいから、引っ越してきたばっかりでもすぐに周りになじめたと思う」と保護者の女性(33)。
ただ、遺体発見後からは虐待のうわさも出ていた。9月末ごろ、諒介ちゃんのアゴには「ぱっと見れば誰でも分かる」(保護者の一人)ほどのあざがあった。
美香容疑者は「転んでけがした」と保育園で話していたが、あざを見た女性は「遺体発見後、保護者の間では『もしかしたら虐待では』とうわさになった。ずっと事故と信じていたのに」と声を落とす。
この夏には諒介ちゃんが約10日間にわたり毎朝自宅前で泣いていたこともあったという。大仙市福祉事務所には、以前住んでいた潟上市から、「過去に諒介ちゃんへの虐待行為があり、諒介ちゃんは『要保護児童』だった。現在は解消されているが経過を観察してほしい」との引き継ぎもあった。同事務所の深谷久和所長は「今は虐待の事実はないと認識していた。こういう展開になったことには驚いている」と語った。
≪衝撃大きく≫
諒介ちゃんの遺体が発見された現場はのどかな田園地帯だけに住民らのショックは大きい。
遺体を最初に発見した男性は「遺体が見つかると、美香容疑者はその場で泣き崩れていた。あれは芝居だったのか」。いつも保育園で保育士に甘える諒介ちゃんの姿を見ていた保護者の女性は「今思うと、お母さんに甘えられず、誰かの気を引きたかったのかな」と声を震わせた。
(産経新聞) - 11月14日8時1分更新