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(回答先: 秋田の4歳児死亡で母親ら逮捕 [スポーツニッポン] 投稿者 white 日時 2006 年 11 月 13 日 11:22:09)
□「涙の母」は演技? うその通報後捜索 進藤容疑者 [河北新報]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061114-00000011-khk-toh
「涙の母」は演技? うその通報後捜索 進藤容疑者
進藤美香容疑者は秋田県潟上市昭和で生まれ育った。「幼いころからおとなしかった」と近所の女性(83)。五城目高を卒業後、2度の離婚を経験し、諒介ちゃんを連れて実家を離れたのは昨年12月だった。
実家の両親に諒介ちゃんの姉(6つ)を託し、大仙市内で会社員の内縁の夫(51)と同居。諒介ちゃんは市内の保育園に入り、進藤容疑者が送り迎えしていた。諒介ちゃんが発見された用水路付近では、親子2人で飼い犬と散歩する姿が目撃されていた。
進藤容疑者は、諒介ちゃんが行方不明になったと、うその通報をした後、付近住民らと一緒に捜索。用水路で諒介ちゃんが見つかると、「諒介ー」と泣き叫び、道路の真ん中で座り込んだという。
進藤容疑者は大仙市に移った後、市内の縫製工場に勤めたが、「仕事をしなかった。すぐに『お金が欲しい』と言い、辞めてしまった」と経営者。近所付き合いもあまりなく、住民は「愛想が良くなかった」「顔を合わせても目をそらす感じだった」と話した。
10年前の1996年、進藤容疑者は旧仙南村(現美郷町)のJR奥羽線後3年駅や郵便ポストなどに火を付けたとして、非現住建造物等放火などの罪に問われ、秋田地裁で有罪判決を受けている。
畠山博容疑者は、80年に大館市の職業訓練校を卒業後、旧比内町(現大館市)の電気会社で働くが、2000年に退職。その後、電気関係や建設関係の仕事を転々とし、昨年8月、大館高の非常勤技師(校務員)に採用された。
陸上審判員の資格を持ち、陸上競技部の生徒にアドバイスし、県内各地の陸上大会へ出向き、審判として活躍。椿田一男事務長は「明るくまじめに働いていた。事件を起こすなんて…」と信じられない様子。
自宅は市郊外の小さな集落にあり、携帯電話で話をしながら、速足で歩く姿がよく見掛けられている。集落内では「あいさつをする正直な人」という声がある半面、「変な人だと思っていた」と話す住民も少なくなかった。
◎凶行またも地域騒然
「藤里の事件も今回も、相談に乗ってくれる人が周りにいなくて、ストレスがたまって起こってしまったのかもしれない」―。進藤諒介ちゃん(4つ)の暴行現場となった大仙市北楢岡の「道の駅」近くで同世代の子を持つ会社員女性(32)は、構図が酷似する2つの事件をこう結び付けた。
母親の手によって幼児、児童が相次いで犠牲になった秋田県。諒介ちゃん宅の近所の主婦(70)は「母性というものがなくなってきているんでしょうか。昭和の初めに生まれ育った人間としては、こんなこと信じられない」と目を潤ませた。
藤里町の連続児童殺害事件を受け、臨床心理士や精神科医ら8人でつくる「子ども虐待防止対策検討委員会」を設置した県は、17日に初会合を予定しており、児童虐待の早期発見や未然防止に向けて取り組みを本格化させる矢先だった。
特に、専門家から「親の子育て力が著しく低下している」との指摘もあり、検討委は藤里町の事件も検証事例として採用。親子関係や住民とのかかわりなどを分析し、抜本的な解決策を模索することにしていた。
県子育て支援課の加藤博巳課長は「再び親による子どもの殺害事件が起き、大変憂慮している。われわれの努力が足りなかったのだろうか…」とショックを隠し切れない。
犯罪心理に詳しい尚絅学院大の水田恵三教授(心理学)は「秋田で続発した幼児と児童の殺人事件に、地域性は関係ないと思う」とした上で、「むしろ、藤里の事件があったからこそ、普通なら、今回のような事件を引き起こすことなど考えられないはずだ」と話し、綿密な動機の解明を促した。
(河北新報) - 11月14日7時3分更新