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>「業界団体に加盟していない業者は1000を超える。盗品と知りつつ、買い取る業者はいるのでは」と話している。
というよりも、売れる事がわかっているから盗むのではないでしょうか?
今までの日本が、どんどん蹂躙されていくのでしょう。
それを放置する我々は指をくわえているいるだけなのでしょうか?
金属ドロが全国で暗躍 狙いは転売
http://www.sankei.co.jp/news/061106/sha002.htm
今年に入って、マンション敷地内の側溝の蓋(ふた)や、工事現場の銅線などが盗まれる事件が多発している。世界的な金属の高騰を背景に、犯人の目的はステンレスや鉄、銅の転売とみられている。対策を講じるにも数が多すぎるうえ、錠をつけてもそれごと盗んでいくなどお手上げ状態。“金属盗”は全国に拡大中だ。(森浩)
≪消える「蓋」≫
蓋がなくなっている−。横浜市では、「グレーチング」と呼ばれる側溝の蓋が盗まれる被害が相次いでいる。雨水を排水するため格子状になっている金属製の板だが、神奈川県警に9月下旬から被害届が集まり始め、今月2日現在で盗まれた数は計275枚。被害総額は545万円にも達している。
一般的な道路脇の側溝に設置されているグレーチングは主に鉄製だが、盗まれているのはステンレス製。見栄えのよいステンレス製のグレーチングはマンションの敷地内などで使われていることが多い。「鉄には興味を示さず、価値の高いステンレスに絞って盗んでいるようだ」と、神奈川県警では解説する。
ステンレスを狙う窃盗はグレーチングだけではない。
京都市で盗まれたのは、車の侵入を防ぐステンレス製の車止めだ。遊歩道や自転車道に設置された、車の侵入を防ぐ逆U字型の柵(さく)だが、「これが今年度に入って、たてつづけに18基盗まれました」と同市建設総務課では説明する。路面と固定するために南京錠が付けていたが、錠ごとなくなったという。
高さは1メートル弱で、重さは1基約15キロ。18基合計で約100万円の損害といい、「こんなもの家で持っていても使い道はないでしょう」と同課では首をかしげる。京都市ではパトロールを強化したが、南部の南区や伏見区を中心に鉄製のグレーチングも137枚盗まれるなど、金属を狙った窃盗は絶えない。
≪銅を“発掘”≫
「地下に埋まっているものを持っていくとは」−。兵庫県高砂市では9月、「あらい浜風公園」の建設現場から地中に埋まっていた銅線がごっそり盗まれた。
「深さ1〜1・5メートルの地点に埋まっていた銅線を重機で掘り返したようです」と、公園を管轄する県加古川土木事務所では、その大胆な手口に驚きを隠さない。
盗まれたのは、「20ボルト用」と「10ボルト用」の銅線で、長さは計120メートル。距離が距離だけに被害総額は870万円に達する。
工事現場や工場の銅線を狙う手口も全国的に広がる。北海道警西署は先月17日、銅線を狙って盗みを繰り返していた男(32)らを窃盗の疑いで追送検した。9月上旬から新築工事現場など5カ所に侵入し、銅線計700キロを盗んだ。まだ転売はされていなかったが、「ビニールコーティングされていないむき出しの銅線は特に“引き取り手”が多く狙われやすい」と同署では“傾向”を分析する。
≪高まる需要≫
相次ぐ金属盗の背景にあるのは金属価格の急騰だ。
日本鉄リサイクル工業会(東京)によると、急速な経済成長から中国での需要が増えているほか、「景気回復を反映しているのか、国内でも需要が高まっている」という。
リサイクル業者がメーカーに卸す金属の価格は現在、鉄なら1トンあたり2万7000円前後。「(3、4年前)1トン6000円だったのがグンと上昇した」と同工業会では説明する。ステンレスなら1トン10万円は軽く超え、銅なら1トン90万円以上。いずれも3、4年前から比べると倍以上の水準だ。
300の金属リサイクル業者で作る非鉄金属リサイクル全国連合会(東京)では「グレーチングなど盗品とすぐ分かるものは、警察にも連絡し基本的に受け付けない」としているが、
【2006/11/06 東京朝刊から】
(11/06 00:47)