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□【書籍紹介】誤った裁判の温床 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2540773/detail
誤った裁判の温床
「あきれる裁判と裁判員制度」 矢野輝雄著(緑風出版 1800円)
裁判制度や裁判官の実態を暴く告発本。
民事裁判では、一審と二審の判決が正反対になる誤った裁判が日常的に発生しているという。その原因は、事実認定の際に証拠の信用性の判断について規制を設けず、裁判官の自由な判断を許す「自由心証主義」にあると指摘。つまり裁判官は、自分の判決に都合が悪い証拠は「信じられない」と排除できるのだ。通行不可能な通行権を認めた判決を下した裁判など、あきれた裁判の実例を紹介しながら、3年後に始まる裁判員制度の問題点にも言及した警世の書。
【2006年10月4日掲載】
2006年10月07日10時00分