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ついに牙をむいた
「中坊公平型」ファシズム
http://www.zorro-me.com/miyazaki4/yasuda/yasuda&nakabo.html
オウム松本被告の主任弁護人を強制執行妨害容疑で逮捕
旧住宅金融専門会社「日本住宅金融」と「住総」の大口融資先である不動産販売会社「スンーズコーポレーション東京リミテッド」(東京都港区)が、所有するビルの賃料をダミー会社に移して隠したとされる強制執行妨害容疑事件で、同社の顧問弁護士が賃料隠しを指示していた疑いが強まったとして、警視庁捜査二課は6日、同容疑の共犯で、神奈川県鎌倉市由比ガ浜4丁目、第二東京弁護士会所属弁護士の安田好弘容疑者(51)を逮捕した。安田弁護士は、オウム真理教の前代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告(43)の主任弁護人を務めているほか、死刑廃止運動の中心的役割を果たすなど人権派弁護士としても知られる。安田弁護士は容疑を否認しているという。
調べでは、安田弁護士は、同社社長の孫忠利被告(63)=強制執行妨害罪で起訴=と長男の孫尚明被告(38)=同=らと共謀し、ス社が所有する東京都港区白金台5丁目の「白金台サンプラザ」と同区元麻布3丁目の「麻布ガーデンハウス」のテナント賃料について、債権者の申し立てに基づく東京地裁の差し押さえを免れようと計画。
テナントの企業に対し、「ビルを別の会社に転貸した」などと虚偽の書面を送り、尚明被告が社長のダミー会社「ワイドトレジャー」(目黒区)と「エービーシーエンタープライズ」(港区)名義の銀行口座に賃料を振り込ませ、1993年3月から96年9月までの間に計約2億円を隠した疑い。差し押さえ逃れの動きに気付いた住宅金融債権管理機構(住管機構)が警視庁に告発していた。
捜査二課は、孫親子から差し押さえを免れたいと相談を受けた安田弁護士が、ダミー会社を使った賃料隠しの方法を具体的に指示して虚偽の書面の文案を考えたうえ、報酬として少なくとも数百万円を受け取ったとみている。孫親子らもこれを裏付ける内容の供述をしているという。
これまでの調べによると、安田弁護士はス社の顧問弁護士として、91年ごろから孫親子の相談を受けていたといい、捜査二課は余罪の有無を調べる。
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大半のやつはまあ、「ジュウセンのわるもんの弁護士で、麻原の弁護士やっとったやつがパクられた、たぶん、悪いやつやろ」てなもんやろ。
そうおもわせるのが今回の、逮捕・ガサ入れ、マスコミ操作の狙いだ。
しかし、真相は違う。日本で一番まともな弁護士のひとりを、警察がパクりよったのである。
警察のもうひとつの狙いは「悪いやつ」を弁護しようとする弁護士全部の職業意識を萎縮させビビらすことにある。
まず、「弁護士」というのは、「被告」あるいは、「被告にさせられそうな」やつの利益を、全力をあげて守る職業や。
ケーサツちゅうのは、まあ内実は違うが、タテマエは「国民の安全を守る」とか、そういうことや。
この両者がバランスをとって、それぞれの主張をして、あらゆる手段を使ってその代弁する「公益」を守る、ことになっておる。これがとりあえず不完全で結構、ええかげんやけど、まあ「民主主義」といわれておるもんで、北朝鮮なんかよりだいぶましな制度や。
ところが、今回は、そうではない。片方が、正当な「被告人の防衛」を法律に従ってやっとる弁護士に直接「逮捕権」、つまり「国家の暴力」で襲いかかった、ちゅうわけや。プロ野球でいう「ビーンボール」ゆうやつや。
新聞記事をようよんでみ。「数十万円」の支払い、とか「数万円が振り込まれていた」なんちゅうのは、当たり前のことや。ジュウセン、いやそれどころやない、政府が放漫経営しとった銀行に、国民の税金でぶちこんどる何千億円、とか何十兆円とわけが違う金額である。こんなんでパクれるなら、日本中の弁護士はみなパクられよる。つまり逮捕の理由はどうでもええんや。この種の「別件」は警察の得意だが、対象が弁護人、というところが新しい狙いやね。
今回、安田弁護士を逮捕して、弁護士事務所を捜索したのは警視庁の捜査2課であるが、彼らは「ジュウセンの訴え」を受けてこれを「立件」しようと「捜査」した、ということになるわけや。「被害」を受けた人間がおるから「捜査」がある。で、その「被害」を受けたことになってるのが「住宅金融債権管理機構」。ここの社長は、マスコミが「英雄」扱いしている中坊公平氏である。
面倒だから端折るが、「ジュウセン」にまつわる「債権回収」で、この「機構」は実に多くの法律を変えて、強大な「超法規的」とさえいうてええような権限を持つに至った。その結果が今回の安田弁護士逮捕、である。この背景には、「オウム裁判」報道で、「早く裁判が進まないのは弁護団がわざと真理を遅らせている」という権力癒着マスコミの大キャンペーンがあったことは、古新聞をひっぱりだしたらすぐわかるやろ。
ところが、実は安田弁護士こそは、実はわしはようしっとる。弁護士の中の弁護士、というべき人物なのである。
わしらの「田中、児玉フレームアップ事件」の弁護を引き受けておる、かっての全学連の社青同解放派の首領だった大口昭彦がここの弁護士なんや。
大口は51歳の安田弁護士より年上である。その大口が何の不満もなく、おれる事務所の大黒柱が安田弁護士や。大口ほどの男が年下のオヤブンに仕えることができる、いうだけでどれほどのもんか想像できる、と少なくとも70年時代をしっとるやつならわかる、のではないか。
すなわち、安田弁護士ちゅうのは日本の弁護士会の良心であり、わしのあまり好きではない「人権派」の弁護士の中でも数少ないホンモノの男である。世間やマスコミがどう踊らされようと、「人権」、そう、あの麻原にでも「人権」がある、という、わしにいわしたら虚構のようなことにイノチをかけとるあほな男なんやな。それだけにに、ガンコで融通のきかんほど間違ったことをようせんやつである。
一方「住専機構」ゆうのは、実は国家権力と法曹界、すなわち裁判官もおれば元検事もおるし警察もおるし、という「国立取り立て屋」やね。その看板に「清貧」の中坊公平をシャッポにしとるが、実は、政府と銀行と農協系金融機関の責任逃れ組織や。国家権力そのものやね。何が「弱者の味方」なもんか。
そのシャッポである京都の弁護士、中坊公平が実際、法律の現場で、ほんまはなにをやっとったか、本気で調べたマスコミがあるんか、と同じ京都の伏見でみとったわしは言いたい。「森永砒素ミルクでどうのこうの」とか、そんな話ばっかり書いておるが、あのオッサンがやってきたことは、わし同様、そんなキレイな話ばかりではない。これは、まあ、いままで、おたがいさまやからいわんできたんやけどな。
が、それにもまして問題は、「正義」のシンボルと化した「中坊公平とジューセンキコーズ」の名において、国家権力が本当の人権を守ろうとおもとる弁護士にいよいよ手をかけはじめたことや。
「正義」とはまあ、誰とでもカネのために寝る淫売のような言葉だが、その「正義」を誰も疑わない状態、こそが一番、民をたぶらかしやすい。
小渕や小沢ではだまされん国民も「中坊」ならだませる。その「傘」かぶってやりたいことをやってのける。
これが、わしのゆうとる「白いファシズム」や。
「オウム」は悪。「住専機構」は善、というイメージが大マスコミを通じてどれほどながされたことか。
それが、今回の前者を守ろうとする弁護士は「悪」、後者のすることは「善」でいける、というサッチョウと二課の判断を生み出した。
その自信を産んだものは「麻原は悪いからはよ殺せ」という「社会正義」と「マスコミ報道」であり、「和歌山砒素事件の犯人をはよ死刑にせんかい」という「世論」であり、そして、「冤罪」とわかったときにお涙ちょうだいですませるマスコミである。
そうならんように時間をかけて審理する方向にバランスをとるのが弁護士商売や。べつにエラクはないが、プロの領域のシゴトやな。安田弁護士はそのマジメな職人であることは誰もが認めるような男である。このようなシロクロ清潔主義、が現代のファシズムである。
この捜査官の顔みてみ。まるでガキやで。
しかし、この連中が、君らの生殺与奪の権限を持つ「国家権力」の「官僚」や。ひとりひとりは「ええ役人」「ええサラリーマン」。しかし、彼らは「組織のためならなんでもやる」連中や。なんか似てないか?かって歴史のなかにもいっぱいおったやろ、そういうの。
そう、「ワル」とか「ヤクザ」とちゃう。「マジメ」で「優等生」や。それが、「組織」の命令とあらばなんでもやってまう、そういう時代がきとる。が別に目当たらしこっちゃない。ファシズム、ゆうのはそういうもんや。ヒットラーユーゲントも、日本の特攻隊もみな優秀な若者がよろこんでダマされてもたがな。いま、それは「住専」「中坊」「警察」「朝日新聞」「NHK」みたいなもんになっている。
まあ、いきなりで、わしも驚いた。けど、大口とその仲間のパワー、はわしは相当なもんやと思うし、これはあいつの分野のタタカイやから、これからが見ものやでえ。
しかし、大口は、全然縁もゆかりもない、元赤軍派の田中とか、巻き込まれた児玉さんとかのために、もうからん弁護引き受けてくた男である。その大口の兄弟分がパクられた以上、わしと【電脳キツネ目組】もできることはさせてもらう。わしは、中坊とちごて仲間を裏切らない。
ええかっこして、国家権力に身を売り渡した中坊はん、みとりや。あんたは「森永砒素ミルクでめざめた」そうやけど、わしは警察にいわしたら「グリコ・森永事件の真犯人」やそうやからな。どっちもマスコミと警察のデッチあげやけどな。
今回の事件で日本の法曹界に末長く汚点を残した男はあんたや。それとも、ただ、アホでファシズム復活のコンドーム、かもしれん。いや、別にわしえらそにいうつもりない。あんたが「警視庁のコンドーム」なら、わしは、「似非サヨクのバイアグラ」、でもええがな。どっちが正しかったか、いずれわかるやろ。
法曹界など「エセ正義」と「お涙頂戴劇」が存在しなければ無用の長物である。
病院と同じ病人がいなければ儲からない桶屋の法則を遵守する不幸を食い物にする職種である。
警察は必要だが、悪人はいらないという風には社会は都合よく回っているわけではない。
借り手がいなければ銀行など預金食い潰し産業に成り果てるのと同じ原理である。
社会は無理矢理借りさせて、強者から富を刈り取るように出来上がっている。
平成のブラックジャックは、どれだけ正義を呼び起こせるかが需要の鍵になる。
穴を掘って埋めることがケインズの原理である以上、それを遵守しなければ需要は成り立たない。
野中は日本に北朝鮮国を作り、北朝鮮という国を守ったがために引退に追い込まれた。
安田弁護士が取り組む光事件に関して、死刑判決が出せるか。死刑を望む被告の正義を勝ち取るのは楽な作業ではないと感じる。
連邦が望む司法取引制度への道はさらに険しい。(当然だ。カモられてるのは誰なのか)