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□金造氏の職業は「都知事候補」です…統一地方選から1か月あの敗者たちは今 [スポーツ報知]
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070505-OHT1T00084.htm
金造氏の職業は「都知事候補」です…統一地方選から1か月あの敗者たちは今
4月の東京都知事選に出馬し落選したタレントの桜金造氏(50)が、肩書を「タレント」から「東京都知事候補」に変え、4年後のポスト石原争いに参戦することを表明した。金造氏のみならず様々なジャンルから候補者が名乗りを上げ、あえなく散っていった統一地方選。著名人や話題を呼んだ兵(つわもの)たちの夢の跡をリサーチした。
新しい名刺は「東京都知事候補」という肩書になっていた。金造氏は語る。「選挙が終わってから作りました。私のこれからの職業は東京都知事候補。特技はタレントです」
4月8日の都知事選投開票日。開票0秒で確定した惨敗に「参院選出馬も4年後の都知事選もない。もうこんなのはいいよ」と、ほとほと懲りたはずだった。
しかし選挙で訴え続けた福祉への情熱が再点火。独自にリサーチしてきた一部の児童福祉施設の惨状に触れ「4年後、子どもたちの環境が改善されていなければ当然、やりますよ」と断言した。
敗因は分析済みだという。「正直、嫌がらせに屈したというのはある」。一番怖かったのは告示直後の出来事。数日前にゴミに出したはずの政見放送の下書きが、緑色の謎の粘液で自宅アパートの通路の床に張られていた。「高校時代にやられたカツアゲとは違う。今回はプロだ」。警戒のため街頭演説は3回とも交番の隣で行った。
落選した今は平穏な生活に戻ったものの、没収された供託金300万円プラス選挙費用280万円を投じた結果、貯金はスッカラカンに。しかし「月に4、5日も働けば年収1500万にはなる…」と豪語するように意外にも?芸人としての底力は健在。自粛気味だった芸能活動を、やむなく再開した。
約7万票を得た都知事候補の選挙後初仕事とあって、収録の4月12日はテレビ局から自宅に迎えの車が来る厚遇ぶり。しかし「芦ノ湖のほとりで全身タイツ姿となり、桜の花びらをまく仕事だった。オレは偉いのか、偉くないのか…」。
一方で、別の番組で共演した島田紳助氏からは「出馬は正解。今時、プロモーションビデオ作ったって500万円はかかる。今回、あんなことをやって多くの人が桜金造を思い出した」との激励を受けたという。
はた目にはともかく金造氏本人は、本気で当選するつもりで選挙戦に挑んだ。「でもあのときそれを言ったら、頭おかしいと思われるから黙っていた」。事実、高齢の石原氏が体調を崩せば…とのシナリオを描き「わら人形」の作製を計画。しかし肝心の「わら」が入手できず、断念した経緯もある。
選挙後、自ら会員でもある創価学会の会合に出席すると「もうこんな人騒がせはやめてくれ」とのダメ出しや「オレは応援してた」などの賛否両論があった。出馬に激怒していた「アゴ&キンゾー」の元相棒・あご勇氏(49)とは「会ったけど、もう怒ってなかった」と和解。得た物と失った物、一体どちらが多いのかは不明だが、とりあえずこれからの4年間を都知事候補として生きていくことになる。
(2007年5月5日06時01分 スポーツ報知)