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服オタについての考察 [Elastic]
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投稿者 white 日時 2007 年 4 月 26 日 20:43:41: QYBiAyr6jr5Ac
 

□服オタについての考察 [Elastic]

 http://news.livedoor.com/article/detail/3136996/

服オタについての考察
2007年04月26日18時30分

 今回のお題は「服オタ」について。脱オタについての考察はよく見かけるのですが、服オタについては誰も言及しないのでちょっと考えてみようかなと。はじめに言っておきますが、極論なので鵜呑みにしないように。クリリンのことかー!と過剰反応するのは勘弁してください。では脱服オタの手助けになることを祈り、いち服オタである私が服オタに迫ってみたいと思います。

■服オタには大きく分けて2種類いる

 ファッション通の多くは人畜無害なのですが、中には「服オタ(広義)」と揶揄されるちょっと困った人たちも存在します。彼等は「服オタ(広義)」と一括りにされることが多いのですが、その「服オタ(広義)」は大きく2つに分けることができます。その1つが「服オタ(狭義)」。もう1つが「ナルシスト」です。もちろんこの2つを兼ねている場合も多く、2分法で片付けるのは少々強引な気もしますが、それでは話が進まないので括らせていただきます。で、「服オタ」と「ナルシスト」。何が違うのかと言うと「オシャレの判断基準」が違うのです。

■服オタとは

 「服オタ(狭義)」とはファッション大好きかつオシャレの判断基準が自分の外側にある極端な人の事を言います。平たく言えば、客観的すぎるファッションバカです。

 どういう思考回路か具体例を挙げると、

・スポーツ選手のフォームが美しいのはそのフォームが合理的な動き方だから。それと同じでオシャレな服も合理的なデザインになっている。

・iPodがオシャレアイテムとされているのは、デザインが黄金長方形(黄金比)で構成されているから。

・ディオールオムが好きなのは専門家の評価やスペック(品質)が高く、そのイメージが良いから。

という感じで「理にかなっている=オシャレ(美しい)」という考え方で、自分の感性は二の次です。オシャレの判断基準が自分の外側にあるので、何かと他人の感性に干渉し、理屈をぶつけては相手の価値観を否定をする困ったさんです。そして最後には「オシャレは自己満足」と諭されます。

 ではこの「服オタ」にはどんなタイプがいるのか。 2つほど例に挙げてみたいと思います。

■コレクターと情報通

 服オタにもいろんな種類がいると思いますが、ここでは「コレクター型」と「情報通型」の2つを取り上げます。まずはコレクターから。

・コレクター型

 一般的にオシャレと言われているブランドやアイテムを収集する人たち(≒靴オタ、ブランド信者)。その多くはただの物欲だけど、中には、オシャレなアイテムをたくさん持っている自分ってオシャレ、という思考の持ち主も。

・情報通型

 服装術のウンチクやハウツーをたくさん知っている人たち。ファッション、モード、トレンドは言ってしまえば全部「情報」です。「ファッション=情報」と頭の中ですり替わり、情報リテラシーが高い(ファッションのアンテナ感度がよい)自分ってオシャレという思考。ズバリ!私のことです(笑)

 両者の落とし穴は「情報やアイテムの総量が多ければ多いほどオシャレ」と勘違いする点にあります(本人は無意識)。確かに情報やアイテム数が大いにこしたことはありませんが、やっぱりオシャレは量ではなく質だと思います。オシャレなアイテムをたくさん身につければその分オシャレになるわけがありません。せっかくの情報も整理してバランスよく服に取り入れないと、トゥーマッチ(女性誌風表現)なファッションになってしまいます。客観的に服装を構築するのは素晴らしいことですが、やはり最終的にはバランス感覚というかセンスが必要なんじゃないのかなと。そのあたりは意識しておきたいものです。

 私が「自分はオシャレではない」と日頃から言っているのは、私にはセンスがないからです。センスのなさをカバーするために知識に走っているのですが、今では情報収集に面白みを感じており、ますますオシャレさんからは遠のく日々。そしてついには、センスよりウンチクの方が大事だろ?と自説を展開する始末(笑)

■ナルシストとは

 「服オタ(狭義)」について長々と書いてしまったけど、次は「ナルシスト」について。 「ナルシスト」とはファッション大好きかつオシャレの判断基準が自分の内側にある極端な人の事を言います。平たく言えば、主観的すぎるファッションバカです。

 どういう思考回路か具体例を挙げると、

・かわいいものはかわいいし、かっこいいものはかっこいい。そこに理由なんてない。

・ヴィジュアルや主観は言葉にできない。

・オシャレな人からはセンスやオーラを感じる。

 という感じで「オシャレ(アート)は理解するものではなく感じるもの」という考え方で、オシャレか否かの判断に「自分の感性」というフィルターをまず最初に持ってきます。オシャレの判断基準が自分の内側にあるので、基本的にはゴーイングマイウェイで他人に干渉しないのですが、こちらが「ナルシスト」のオシャレ観に共感しないと、自分の感性に絶対的な自信を持っているためか、「センスが悪い」と人を見下す傾向にあります。

 ではこの「ナルシスト」にはどんなタイプがいるのか。 2つほど例に挙げてみたいと思います。

■カリスマ同化型と個性派型

 ナルシストにもいろんな種類がいると思いますが、ここでは「カリスマ同化型」と「個性派型」の2つを取り上げます。まずはカリスマ同化型から。

・カリスマ同化型

 ファッションリーダー妄信型と言えばいいでしょうか。自分が直感的にいいと思ったモデルを徹底的に調べあげ、そのモデルさんになりきってしまう人たち。センスがいい人の服装で全身を固めると、センスが悪いわけがないという思考で、周りの声は一切耳に入っておりません。

・個性派型

 基本的にファッションはアートという位置づけ。いかにオリジナリティを出すか、いかに人と差異化を図るかということしか頭にない人たち。アートは既存の価値観を破壊することにあるので、周りがオシャレだと感じないのは仕方がない。特別な人(自分含む)にしかこの良さはわからないという思考。

 両者の落とし穴は「自分は特別な人」と思い込んでいる点にあります(本人は無自覚)。センスのいい人やアートをたくさん見ている人が多いため、センスが磨かれており、とてもオシャレな人が多いのも事実です。でもたまには自分スタイルを捨て、他人の価値観にも合わせてみては。自分スタイルだけではなく、バリエーション豊かなスタイリングができてこそオシャレさんでしょう。要はTPOも考えよう(空気も読む)というか、客観視も加えてみよう、ということです。

■やっぱりバランス

 以上。服オタをいろいろ見てきました。結論はありきたりです。ファッションを極めるなら、主観と客観のバランスを崩さずファッション通になろうということです。私は楽しければいい人なので、客観的なファッションバカでも構いません。自分の好きなファッションを追求し続けます。ただ、他の人のファッションには無関心を貫こうと思っています(干渉して痛い目にあった経験アリ)。こうして服オタは他人のファッションに無関心になり、やがて孤独となります。そしてファ板の服オタ孤独スレに集うのでした(笑)

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