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『餓死(うえじに)した英霊たち』で著者の藤原彰さんは、「太平洋戦争における日本軍の戦没者の過半数は餓死であった。無理で無茶苦茶な作戦を計画して実行したり、はじめから補給を無視して栄養失調が起こるのに任せた」と日本軍の責任と特質を浮き彫りにした。
その事実を小説にしたものが大岡昇平の「野火」である。映画化された「野火」での船越英二さん(田村一等兵)、迫真の演技が今も脳裏に浮かぶ。
以下は http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007031901000321.html からの転載。
船越英二さんが死去 「野火」「時間ですよ」
映画、テレビドラマで活躍した俳優の船越英二(本名栄二郎)さんが17日午後10時57分、脳梗塞のため静岡県内の病院で死去した。84歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。
1947(昭和22)年に大映ニューフェースに合格。59年、市川崑監督「野火」で極限状況にある一等兵の鬼気迫る演技が絶賛された。2枚目から性格俳優となり、「四十八歳の抵抗」「夜の蝶」など約200本の映画に出演した。
70年代から活躍の場をテレビに移し、「時間ですよ」の銭湯の主人役をはじめ、「熱中時代」など人気ドラマに数多く出演。温かみのある父親や校長先生役などで親しまれ、軽妙でコミカルな味わいを持つ脇役として活躍した。
89年に紫綬褒章を受章。妻は元女優の長谷川裕見子さん。長男は俳優の船越英一郎さん。
(共同)