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http://www.jiji.com/jc/zc?key=%b1%d1%cf%c2%bc%ad%c5%b5&k=2007031500896 から転載。
2007/03/15-18:24
日本初の英和辞典、原稿発見=オランダ語から英語へ−群馬の古書店
幕末のペリー提督による黒船来航を受け、日本で初めて刊行された英和辞典の原稿がこのほど、群馬県高崎市で見つかった。日本の外国語学習の中心はそれまでオランダ語で、学習対象が英語へと急激に変わる過渡期を知るための一級の資料として英学史学会(会長・茂住実男拓殖大教授)が注目している。
発見したのは同市の古書店経営、名雲純一氏(44)。束ねた古紙として古書市場に出品されていた中に、1862年に日本で初めて印刷された英和辞典「英和対訳袖珍(しゅうちん)辞書」の原稿21枚が混在していた。
原稿は、幕末に幕府が設立した洋書の翻訳などを行う研究調査機関「蕃書調所」の紙に書かれている。英蘭辞典を基に英単語を拾い、訳語のオランダ語を日本語に訳し直す形で作業が進められたとみられる。「Disallowable」に「許サレス」などとカタカナで訳が書かれ、赤字で盛んに校正を進めた様子が分かる。
電子版にはここまでしか出ていないが、配信された記事には続きがある。 ⇒
辞典を編纂し、1853年のペリー来航時に通訳を務めた当時のオランダ語通訳、堀達之助の玄孫に当たる名古屋学院大学の堀孝彦名誉教授(倫理思想史)は「幕末英学者たちの息づかいがまざまざとうかがえる」と発見を高く評価。全文復元公開できないか道を探っている。