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肉や魚、そして野菜など地元の名産品とマッチングさせたレトルトカレーがちょっとしたブームだ。地鶏や牛肉を使ったカレーから味噌やゴーヤ入りのユニークカレーまで、バラエティー豊かな商品が並ぶ。どれがうまいのか。カレー大好き編集部員が、ご当地カレーを食べた。
●北海道と愛知県産が満足度1位
一番手は北海道は札幌、スープカレーの人気店「木多郎」の「ポーク角煮カレー」。全国に進出する人気店だ。
ピリリとした辛味が強いスープに大きな豚の角煮がドーンと入っている。カレーがしみたパインの甘味が辛さを引き立てる。1個680円だが、買って損ナシの満足カレーだ。
次は愛知の「八丁の味噌カレー」。これが意外に当たりだった。八丁味噌は、愛知県岡崎市の旧八丁村産の伝統あるやや甘い豆味噌だが、味噌の甘味とカレーが絶妙のハーモニー。
岩手県の小岩井農場の「カマンベールチーズカレー」は、農場産のチーズをふんだんに使った新製品で、チーズのコクがカレー全体を包む。
ユニークさでは「さざえカレー」か。島根県の隠岐島では昔からカレーの具はサザエだったという。開封すると、磯の香りが漂う。軟らかなサザエがいっぱいで、個性の強さはナンバーワンだ。
一方、高級パッケージングで目を引いたのは「前沢牛カレー」。岩手の前沢牛をたっぷり使った数量限定商品で、肉だけでご飯が食べられるほど大きくうまかった。
●有名店もイケる!
値段は高いものの、洋食店やホテルのレトルトカレーも人気が高い。
値段では帝国ホテルの「牛挽肉のスパイシーカレー」と、金谷ホテルの「百年ライスカレー 鶏とキノコ」が双璧か。とくに後者は具とソースが別パックという凝りよう。どちらも1人前840円という高級品だ。
老舗では、昨年来のマンゴー人気で売れている千疋屋の「マンゴーカレー」(630円)が注目株だ。ほかにも資生堂パーラーの「ポークカレー」(525円)、中村屋の「インドカリー チキン」(420円)、松本楼の「ビーフカレー」(525円)なども人気で、デパートなどで手に入る。