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好調な売れ行きとなっている手のひらサイズのミニコミック
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□消費者ノセたショウ売上手…手のひらサイズコミック [ZAKZAK]
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消費者ノセたショウ売上手…手のひらサイズコミック
手塚治虫全集200巻が7万3500円!
玩具メーカー「セガトイズ」が発売した、手のひらサイズのミニコミックが人気だ。漫画界の巨匠、手塚治虫氏の作品を選んだという着眼点もさることながら、小さいサイズにしてコレクションしやすくしたアイデアが消費者の心をつかんだ。ちょっとした機転やアイデアからヒット商品は生まれる、といういい例だろう。
【もとは食玩】
セガトイズが1月27日に発売したミニコミックは縦68ミリ、横50ミリ、厚さ7〜10ミリという小ささ。本のサイズが小さくなれば、当然、中の字もサイズダウンするが、「読みにくい」といった苦情などはないという。
もともと同社は食品と玩具を組み合わせて売る「食玩」事業をやっており、その中にガムとミニコミックをセットにして売るミニコミシリーズがあった。
「食玩の世界では、フィギュア関連のものがかなり多く出回り、やや飽和状態になっていた。それに代わる『昔懐かしいアイテム』というキーワードで企画を考え、行き着いたのがミニコミシリーズだった」(同社メディア部広報宣伝チーム)という。
ミニコミシリーズでは「タイガーマスク」(梶原一騎原作)(1)〜(4)巻、「デビルマン」(永井豪作)(1)(2)巻を発売し、これが話題を呼んだ。
普通はヒット商品が出ると、そこで浮かれて終わりとなるところだが、同社は売れ具合を冷静に観察していた。
「食玩であるミニコミシリーズは、お菓子売り場や玩具・雑貨売り場で販売したのですが、反響は玩具・雑貨売り場の方が大きかった。そこで、(食玩ではなく純粋なコミックとして)玩具・雑貨売り場で売っていこうとなりました」(同)
【ヒットの背景】
新企画の第1弾として焦点を当てたのは、手塚治虫氏の作品。「大巨匠である手塚治虫氏なくして、日本の漫画は語れない、とダメもとで手塚プロダクションにおうかがいしたところ、快く承諾していただいた」(同)という。
今回は、手塚全集400巻のうちの200巻を1セットにして発売。3000セットの限定発売で、価格は7万3500円(税込み)ナリ。
セットになっている作品は「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「どろろ」「ブラック・ジャック」など。特別なおまけとして「手塚作品扉絵集」のほか、木枠の専用棚(高さ36.5センチ、幅44.5センチ、奥行き8センチ)も付いている。
同社が想定する購買ターゲットは「30〜50代の男性」。百貨店や量販店の玩具・雑貨売り場で販売し、「好調な売れ行きとなっている」(同)という。
好調な売れ行きについて、同社では「手のひらサイズのミニコミックを『飾って楽しむ』『コレクションして楽しむ』という需要とマッチした」と分析している。
今後は、手塚全集の残り200巻や、食玩で発売された「タイガーマスク」「デビルマン」を最終巻まで発売するほか、「750ライダー」(石井いさみ作)や「ワイルド7」(望月三起也作)など、昭和の名作を4月に商品化する予定だ。
ZAKZAK 2007/02/14