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http://www.cnn.co.jp/science/CNN200702090031.html
ローマ(AP) イタリア北部のマントバ郊外でこのほど、抱き合って横たわった姿勢の遺骨2体が発見された。5─6000年前の若い男女とみられ、「悲劇に遭った恋人たちではないか」と、専門家らの想像をかき立てている。
遺骨は5日、工場建設現場で見つかった。約40キロ北には、シェークスピアが悲劇「ロミオとジュリエット」の舞台に選んだベローナの町がある。
考古学者らが発掘調査したところ、近くには矢じりやナイフなど、新石器時代のものとみられる道具が埋蔵されていた。発掘チームを率いたエレナ・メノッティ氏によると、2体とも歯が完全な形で残っていることなどから、若くして突然死亡した可能性が高い。
同氏がAP通信との電話インタビューで語ったところによれば、新石器時代の遺骨が2体同時に発掘された例は初めて。またローマの人類学者、ルーカ・ボンディオリ氏は、「この時代からすでに、現代と同じような人間関係が形成されていたことがうかがえる」と説明する。
専門家らは今後、男女の年齢や血縁関係、死亡した時期などを詳しく調べる予定だが、2人の死にまつわる物語は、永遠になぞに包まれたままかもしれない。