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□【独女通信】女性専用車両に乗れない女の心理
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2884541/detail
【独女通信】女性専用車両に乗れない女の心理
痴漢被害や酔客による嫌がらせなどの防止対策として導入された、電車の“女性専用車両”。反対論も少なくはないが、首都圏では2005年から急速に普及が進み、現在ではほとんどの沿線で導入されている。
ずいぶんと遅ればせながら、筆者も先日、同車両に初めて乗車した。通勤の時間帯であったためか、乗客は20代〜30代前後がほとんど。オジサマたちの加齢臭もないし、他の車両よりも混雑は少ないしと、いいこと尽くし。これを仕事仲間の独女に話したところ、「私、女性専用車両には乗れないのよね」という意外な返事が。だって、あなたも女性でしょ? なぜ乗れないの?
「痴漢になんか遭うことなんて、ここ数年一度もない。そんな私が女性専用車両に乗っているのを他人が見たときに、“お前が痴漢になんか遭うはずないだろ!”と思われるような気がして、躊躇しちゃうのよね」
たしかに自分も最後に痴漢に遭ったのは、かれこれ7年前。現在は満員電車に乗ると、痴漢よりもバッグの中から財布をすられないかということを心配してしまうクチだ。なるほど、そういった考え方もあったのか。さらに、周辺の独女に聞き込み調査をしてみたところ、少数派だが、同じような意見を持つ人がいた。
「女性専用車両が導入されたとき、あまり美人ではない女性が『男性が少ないと、安心して電車に乗れる』とテレビの街頭インタビューで答えている静止画像が、インターネットで晒されていたことがあったの。で、その隣には、かわいらしい印象の女性が『私はどの車両でもいい』と回答している画像が……。それがトラウマになって、今でも女性専用車両には乗りづらいわね」(出版/31才)
「私も一度も乗ったことがありません。理由は二つ。女性専用車両は、車両の両端に設置されているケースがほとんど。乗り換えの手間と、痴漢に遭うリスクを天秤にかけたとき、やはりスムーズに移動できる一般車両のほうを選んでしまうということ。もうひとつは、私の乗車する時間帯の女性専用車両には女子高生がたくさん乗りこんでいるというから。若い子に混じって、わざわざ女性専用車両に乗り込む自分の姿を想像すると、なんだか気恥ずかしい」(ホームページ制作/33才)
では、一般の人々は女性が女性専用車両に乗車することについてどう思っているのだろう? 独自で30名にアンケートをとってみると、約9割が「何とも思わない」そのほか約1割が「当然の行為」「むしろ乗ってほしい」と回答。「自意識過剰だ」という答えた人は0人だった。さらに、<痴漢に遭いそうもないタイプの女性が、女性専用車両に乗るのを見てどう思うか?>という質問を投げかけたところ、こちらも上記とほぼかわらない結果になった。
アンケートに回答してくれた自営業のKさん(38才)は、「今では女性専用車両もすっかり見慣れてしまった風景。“お前は痴漢に遭うわけないだろ!“なんて悪意をもった目線で女性を見る人なんていませんよ。男性がそんな風に思うのは、痴漢に間違えられたときくらいなのでは」とコメント。また会社員のYさん(35才)からは、「女性専用車両が痴漢防止対策のためとは知らなかった。他の人も、鉄道会社の女性優遇サービスくらいとしか認識していないのでは?」との意見をもらった。
「私が女性専用車両に乗ったら、自意識過剰と思われるかもしれない」と考えるほうが、よっぽど自意識過剰ということなのだろう。ややこしいけど。
せっかく用意してくれるサービスなのだから、積極的に利用するのは決して悪いことではない。一人でも多くの女性が利用することで、女性専用車両のあおりをくらう一般車両の混雑緩和にも効果があるだろう。独女のみなさん、我々もガンガン乗っていいんです。そろそろ女性専用車両バージンを卒業しませんか。(中沢 夕美恵)
※アンケート内容:「女性が女性専用車両に乗るのを見たとき、どう思いますか?」自意識過剰だと思う/別に何とも思わない/当然だと思う/専用車両があるならむしろそちらに乗ってほしい のいずれかを選択。「痴漢に遭いそうもない〜」も同様。
2006年12月20日12時33分