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□坂田サイド 小差判定で提訴か [スポーツニッポン]
http://topics.sports.livedoor.com/article/detail-3726323.html
坂田サイド 小差判定で提訴か
坂田がまたも判定に泣いた。WBAフライ級暫定王座決定戦12回戦が2日、パリで行われ、同級3位の坂田健史(協栄)は同級1位のロベルト・バスケス(パナマ)に1―2の判定で敗れた。坂田は、前WBA世界ライトフライ級王者バスケスのボディーを攻めて押し気味に試合を進めたが、5回、不運なダウンでポイントを失ったことが響き、小差の判定負け。これで世界戦は3戦すべてが接戦での判定決着。進退を懸けて臨んだ一戦でも、26歳の悲願はかなわなかった。
113―115、113―114、114―113。判定を聞くと、坂田は唇をかんで視線を落とした。「研究した通り動けた。相手が構えを左から右にスイッチするのも気にならなかった」。KO率73・9%の強打を振り回すバスケスに対し、接近戦を挑みコンパクトな連打で対抗した。
これまで2度の世界挑戦は、いずれも小差の判定負け。勝つためには何が足りないのか。師弟でバスケスのビデオを見返した。そしてたどり着いた答えが、KO狙いを捨てることだった。「相手のパンチ力を距離で殺し、コンパクトに空振りを減らす。ジャッジの印象を良くする作戦」(大竹トレーナー)に徹した。
5回にアクシデントが襲う。一瞬、バランスを崩したところに顔面への左ストレートを浴び尻もちをついた。ダメージはなくカウント7で立ち上がった坂田だったが、結果的にこの回の2ポイント差が勝敗を左右した。
大竹トレーナーは「相手の足が掛かったようにも見えた。あれがなかったら、後半に盛り返した坂田のラウンド」と悔やんだ。リングサイドで見守った金平会長もジャッジの採点に不満を口にし「WBAに提訴したい」と声を荒らげた。
一方、バスケスのゴンザレス・マネジャーは「(正規王者の)パーラの右ひざの回復が長引くようなら、統一戦前に日本で再戦してもいい」とリマッチに応じる構えを見せた。ただ、坂田は進退を懸けることを明言してこの試合に臨んだだけに「今後?今は何とも言えない」とつぶやくのがやっとだった。
2006年12月04日 06時01分