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http://www.asahi.com/culture/update/1121/011.html
昼はスーパー店員をしながら、夜は路上でライブ活動を続けてきた高知市の女性歌手2人組が、大手レコード会社からCDを発売、メジャーデビューした。路上ライブはいつも人垣ができ、地元テレビに流れるCMで曲が採用されるほどの人気者。高知のファンからは「スーパースターに」と期待が集まっている。
ゴッチこと五藤裕子さん(28)とドラこと福岡佐智子さん(26)の「スーパーバンド」。
ドラは98年春に高知県室戸市の高校を卒業、高知市のスーパーに就職した。仕事ばかりの毎日に「何かに熱中したい」と、ギターを手にして自作の曲を公園で歌い始めた。勤め先の同僚のゴッチもドラの曲が気に入って、00年5月にスーパーバンドを結成した。
路上ライブは、多いときには100人ほどのファンを集める。これまでに地元で作り、販売したCDはシングルとアルバムを合わせて5枚。路上やイベント会場でそれぞれ約3000枚を売り、大手レコード会社に属さないインディーズとしてはヒットとなった。
「JVCエンタテインメントネットワークス」(東京)から発売されたメジャーデビュー曲は、「元気だしていこうぜ!!」。阪神タイガースの安藤優也投手が甲子園球場のマウンドに登場する時のテーマソングにも選ばれた。
2人が勤めていたスーパーは業績悪化のため10月中旬に閉店し、2人も職を失ってしまった。
だが、2人は高知を離れる気はない。「高知にいないと、わたしたちらしい曲は作れないから」とゴッチ。ドラも「高知のファンから元気をもらっている」と、今も路上ライブを続けている。
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メジャーデビュー記念ライブで歌う「スーパーバンド」のゴッチ(右)とドラ=高知市のライブハウスで