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幻想から脱出する事は可能だろうか?
マスコミによって作り上げられた幻想を阿修羅掲示板は破壊する。
しかし、その破壊の結果、新たな幻想を抱くに過ぎないとしたら?
我々は幻想から幻想へと漂流しているに過ぎないのか?
しかし、マスコミ→阿修羅という認識の移行の際に我々が感じたのは「よりリアルな認識に近づいたのでは?」という事ではなかったのか?
様々な事がより多くの言葉によって語れる事
この事をもって我々は認識が深化したと感じる。
もちろん、深化したという事を客観的に保障する事はできない。
あくまで我々の主観の中で深化したように感じられるだけだ。
しかし、その深化の過程を記述すればどうなるか?
記述されたものは他者の目に触れ更に修正が加えられる。
例えばこの昼休み板の誰かによって批判される。
そのようなネット上の公開対話によって我々は巨大な構築物を建設する事が可能だ。
それは砂上の楼閣なのかも知れないが、公開的にその作業を行う事を通じて、この世に一つの世界観を提示するだろう。
このような無限の作業を我々は続けるしかないのではないか?
幻想から脱出できるかどうかは分からない。
しかし、保存性のあるネットで文書を蓄積する事しか我々にできる事は無いのではないか?