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(回答先: 財政破綻する筈がないとは言い切れません。 投稿者 考察者K 日時 2006 年 12 月 29 日 21:05:43)
K氏>そうでなくとも「危険を感じた金持ちが、貿易経常収支の黒字より多く、海外に脱出しだせば、あっしら理論は崩れ去ってしまいます。」
以下、TORAさんの「株式日記と経済展望」より抜粋。
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◆視点・論点「まん延するニセ経済学」 12月26日 BI@K
みなさんは、「ニセ経済学」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
これは、見かけは経済学のようだけれども、実は、経済学的とはとても言えないもののことで、「疑似経済学」や「似非経済学」などとも呼ばれます。
『そんなものがどこにあるんだ』とお思いの方も、例として、国際競争力や、キャピタルフライトや、フェアトレードなどの名前を挙げれば、『ああ、そういうもののことか』と納得されるかもしれません。それとも、かえって、『え?』と驚かれるでしょうか。
例えば、皆さんもよくご存知のように、『このままではキャピタルフライトが起こる』と盛んに言われ、ひところは大手出版社もこぞって関連書籍を売り出すほどのブームになりました。キャピタルフライト本がよく売れたのは、もちろん、キャピタルフライトに経済学的な裏づけがあると信じた人が多かったからでしょう。テレビや雑誌などでも頻繁に取り上げられましたから、それを疑えという方が無理な話かもしれません。
しかし、実は、キャピタルフライトが起こるおそれがあるという経済学的な根拠は、ほぼない、といってよいのです。あのブームは、まったくの空騒ぎでした。大手出版社までが、なぜ、その空騒ぎに乗ってしまったのか。きちんと検証しておく必要があります。