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多分、三波春夫氏が使用して認識が高まった「お客様は神様」と云う言葉
今日では、様々な意味で日本中に浸透している。
しかし、これって、競争至上主義の中の言葉である。
利用されるお客様に対し、感謝の気持ちを持つ
これは、間違ってはいない。
しかし、これは、利用する人も、サービス提供に対し感謝の気持ちを持って「利用させていただきます。」という気持ちを持っている事が前提である。
そもそも、労働者にしてみれば、一部の例外はあるだろうが、ほとんどの場合には「そのお客様が、利用されようが、してくれなかろうが、賃金は変わらない」のである。
お客様に感謝すべきは「雇用者」であり、拘束時間の対価報酬を受けているだけの労働者にとっては「利用」はあっても、なくても、対価報酬には関係無いという事の方が多いのだろう。
ただ、これは、人間性の問題でもある。本来ならば「そのような理屈抜きで感謝の意を持つべき」でもある。
しかし、雇用者は従業員に感謝の意を持ち、国政に携わるものは国民に対して感謝の気持ちを持つ、お客様もサービスの提供に感謝の気持ちを持つ、相互感謝が大切なのである。
そこが、そっくり抜け落ちてしまい「お客様だけが神様」という考え方だけが一人歩きをし始めてしまった。
お昼に出前を取って、そのドンブリを灰皿にして使って、そのまま返す。
「金を払えば、何をしても良い、俺は神様だ」という考え方が、社会の中に浸透してきている。
これは、言葉の意味を履き違えた行為であるが、言葉に呪われてしまったのである。
と云うところで時間切れ〜