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>愚痴を言っているサラリーマン、OLってたくさんいるような
>気がします。飲み屋さんなんかで。
>
>ところで、これは、日本人が不当支配に対し受身であるとい
>うことよりも、労働自体に価値をおく、という考え方が強い
>ということでしょうね。文化人類学的に、日本人は労働を善
>と見る傾向がある、と言われますよね。
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/351.html
(投稿者 東京音頭さん 日時 2006 年 12 月 09 日)
”それがアジア”と言いましても、じつわ地理学的にアジアは広いのでして、いまアジア大会が開催されている場所は民族地理学的ではアラブですけど、地理学ではアジアですね。また、シベリアもアジアです。
タイトルは、正確にはインドから東、万里の長城から南くらいのアジア型農耕民族の居住する”湿潤なアジア”の意味です。
”湿潤なアジア”は、耕せば耕すほど収穫がある農耕に適した地域と言えます。それで、”耕して天に至る”風景が現出します。
ただし、大量に肥料を投入し、大量の潅水が必要ですから、必然的に徒党を組んで一せい作業をして肥料の確保や水路の建設を行わなければならず、必然的に長時間労働が出現するのですね。
働けば働くほど見返りが大きく、また集団作業が必要な風土であり、それが習慣になってしまってるのでしょう。
それに比して、ハクジン一神教徒の原居住域は、はるかに低温で降雨量が少なく乾燥しています。
こういう地域では、下手に耕すと荒蕪地になってしまうので、耕さないほうが生産が保てる傾向があります。
アジアでも、長城を北に越えると乾燥地になり、農耕不適地が広がります。蒙古族の漢族への悪口に、”土を黄色くする人”という言い方があるそうです。
草原に入植してめったやたらに鋤鍬で土地を掘り起こすので、地下水脈からの水の補給が切断されて表面が乾くのですね。
放牧するか、種を捲いたら後は掘って置くのが、正しい半乾燥地農法なのであります。”待ちぼうけ”や”三年寝たろう”は、正しい物語なのであります。(^○^)