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此處動きは極めて重大である
http://www.asyura2.com/0610/idletalk21/msg/278.html
投稿者 石工の都仙臺市 日時 2006 年 12 月 03 日 23:40:47: Gsx84HOp6wiqQ
 

 
 
 
 
 墺太利のフェルディナンド皇太子夫妻が暗殺された事が、何故
第一次世界大戰と成つたのか。其の歴史的事實を知る必要がある。
 
 
 
  
▼亞米利加の撤退とイランの臺頭

 今のところ、ヒズボラを支持する勢力は、レバノンの有權者の過半數には屆いて
ゐないやうだが、中東から亞米利加の影響力が減退し、其れと對照的にイランの影
響力が強まる状態が今後も續けば、レバノンでの政治状況も變はる。既に亞米利加
の有力なシンクタンク「外交問題評議會」は、亞米利加の中東支配は終はりに向か
つてゐると云ふ分析を發表してゐる。(關聯記事)

 イランは既に、イラン・シリア・イラクと云ふ3カ國同盟を結成するためのサミ
ットを準備してゐる。11月26日に豫定されてゐたサミットは、ジャマイエル暗
殺犯人に名指しされたシリアが亞米利加の怒りを恐れて出席を見送つたため實現し
なかつたが、いづれ實現するだらう。3カ國同盟ができ、レバノンでヒズボラの影
響力が強まれば、イランは、イスラエルのすぐ北隣までを明確な影響圈として擴大
する事に成る。イスラエルにとつて、此れはイランの「核開發」より、はるかに深
刻な脅威である。(關聯記事)

 イランは、サウジアラビアなどペルシャ灣岸諸國に對しても、集團安全保障條約
を結ばうと持ち掛けてゐる。中東での亞米利加の影響力が減退したら、サウジなど
アラブの親米諸國も、以前のやうに亞米利加が求めるままにイランを敵視するより
、イランと和解した方が自國の安全につながると考へるだらう。サウジの場合、イ
ランとの敵對を激化させると、國内の油田地帶に住むシーア派住民にイランが影響
力を行使して反政府的な運動が煽動される懸念もある。(關聯記事)

 イスラエルの新聞には、中東から亞米利加が引いてイランの力が強まる前に、シ
リアやレバノンとの關係を改善しておくべきだと云ふ主張も載つてゐるが、其のや
うな冷靜な論調は少數派だ。寧ろ、イランが強大に成る前に、イランの核施設に「
先制攻撃」を仕掛けた方が良い、と云ふ論調が強ひ。(關聯記事)

 イランが核兵器を開發してゐる兆候はないと云ふのは、國聯や米CIAも認めて
ゐるところであり、イスラエルはイランを先制攻撃する必要などまつ度くない。好
戰的な論調は、イスラエルを不必要に自滅に近づけてゐる。(關聯記事)

 イスラエルがイランを攻撃し、亞米利加を戰爭に卷き込むことに成功したら、イ
ランの政權は崩潰するかもしれないが、其の場合、亞米利加は今より酷いゲリラ戰
の泥沼にはまつて自滅を早め、イスラエルの滅亡も早まる。(關聯記事)

 中東のイスラム世界は、イランを中心に再編されつつある。そして其の一方で、
イスラム世界を支配する側だつた亞米利加、英吉利、佛蘭西とイスラエルは、追ひ
出される方向にある。此れは、世界の多極化の一環をなしてゐる。 
 
 
田中宇の國際ニュース解説 世界はどう動いてゐるか
レバノンの暗殺と中東再編
http://tanakanews.com/g1128lebanon.htm
 
 
週刊日本新聞
[A・パイクの書簡(時事寸評第一八四九囘)] 
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/jiji1849.html
 
 
                                        をはり
 
 
  
 
 
 
 
  
 

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