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今日の日曜討論(NHK)を聞いていて、感じた事がある。
「もう十分な時間、討論したので、あとは議決になる」と自民党片山氏が繰り返して言っていたのだが、確かに時間的には「十分な討論がされた」のかもしれないが、仮に討論が行われなかったとして「賛成者と反対者の数」は変化したのだろうか?という点が非常に問題なのだろうと思う。
もしかしたら、反対者の数は「棄権もしくは欠席」によって変化している可能性もあるだろうが、賛成者の数は「全く変化していない」だろう。
と云うことは「何のために議論する必要がある?」という事であり、究極的には国会は必要なのか?と云うことにもなるだろう。
その人が「所属する党」によって、何をしても「投票時での賛成・反対が前もって決まっている」のならば「国会の議論は単なる税金の無駄遣い」でしかないだろう。
去年の郵政民営化時の国会では「それでも、自分の意思に従って、党の指導に反する投票をした議員がいた」が、今日では「その行動は間違いだった」と全面降伏したのと同じ状況になっているのだから、これから先は「黒いカラスが白」と党が決めたら、所属議員は「どんな国会議論がされようが」あらかじめ「誰がどう考えても間違っている法案」であっても、与党全員が「カラスは白い」との投票を行うだろう。
これで、日本の未来が良くなるのだろうか?
国会の議論に意味を持たせるなら「投票時には党に属していない、中立的な判断者」が投票に加わる(裁判員を考えてもらいたい)か、憲法違反の党議拘束を禁止する(投票の自由を保障し、他の議員の投票に干渉したら、罰則を適用する法整備を行う)。
しかないだろうと思う。
このままでは、バカな首相が生まれた場合、日本は「バカに引きづられて、場合によっては破滅する」という可能性がある。