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(回答先: heartさんはどうやって批判精神を持つようになったのでしょうか? 投稿者 Sun Shine 日時 2007 年 1 月 20 日 09:21:14)
Sunshineさん、こんにちは。
私が批判精神を持つようになったきっかけとかバックグラウンドは何かとのご質問ですが、
きっかけと言っても批判精神は小学生の頃から持っていたように思うので、バックグラウンドの方を考えてみました。
二つ、三つあると思います。
一つは、母が、
「みんなと一緒でないといけないことはない、『私は私』だ」とか、「みんなと違うことせなおもしろくない」
という言い方をしょっちゅうしていたからのように思います。
これは、例えばゲームセンターのような場所に行くことについて、
「みんながやってるから私も、というのはダメ。ウチはウチです。」
と言われて行かせてもらえないというふうに、「躾」にも転じるものでした。
(おかげでお嬢さん育ち(笑)でした(笑)が、我慢することも身に着きましたよ)
みんなと一緒でないとダメとか、みんなに合わせないと、という考え方からは批判精神は生まれなと思います。
反例として考察者Kさんが挙げられるかと思いましたが(笑)、
彼が例えば日の君強制について、秩序を乱すから不起立はすべきでない、不起立以外のやり方を考えるべきと論じたり、経営者が持ち出すような「秩序」論で労働者側を不利にする議論を展開してしまうことからも、彼については、批判精神は持っていても、与えられた枠内、「秩序」を乱さない範囲での批判精神の発揮に留まっていると見ることができると思います。
つまり、自分を殺して秩序を優先する考え方からは、与えられた枠組や、守るべき集団秩序という考え方から離れた批判は生まれ得ないのだと思います。
もう一つ、私が批判精神を持ち得た理由は、ピアノを弾くということを通じて感受性が磨けたことにあると思います。
美しい音楽、激しい音楽を作り出すためには、やはり、自分の耳を研ぎ澄ますことと、体をそれなりに動かすことが要求されます。指を運動させるだけでは、機械音の羅列が作り出されるだけですから。
また、不感症では、自分の音楽を聞いてよりよいものを作っていくということもできないという面もあります。
他には、親が政治についてそれなりに語っていたし、批判もしていたということがあります。政治家などバカにしていましたし(笑)
教師については、「先生が言いはること(おっしゃること)をよく聞くように」というふうに、尊敬するように言われていましたが、尊敬できないような教師が担任になった時は、容赦なく批判していました(笑)
自分というものを持たせる教育(躾)、感受性を身に付けさせること、強者、目上の者を絶対視しない、一種自由な、議論し合える雰囲気。
この三つくらいがあれば、批判精神が養えるんじゃないかと思います。
議論板に、権力におもねる者、批判精神のない者はどのようにして作り出されていくか、ということに関して投稿しましたので、ご一読いただければ幸いです↓
不感症、非情な人間はいかにして作り出されるか
http://www.asyura2.com/07/dispute25/msg/223.html
投稿者 heart 日時 2007 年 1 月 20 日 19:51:48: QS3iy8SiOaheU