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(回答先: 生音と打ち込み 投稿者 ウソ捏造工場 日時 2007 年 1 月 11 日 19:09:03)
モーターサイクル、革ジャン(?)、バンダナ(?)のお兄さん、その通り。
その辺については私、詳しいから(笑)、ほんのちょっとだけ書くと、こういうこと。
1.アメリカの音楽ユニオンでは1時間のスタジオ代が最低いくらという風に決まっているが、腕利きの有名(スタジオ)ミュージシャンになるとダブル・スケール(2倍)、ツリプル・スケール(3倍)のギャラを支払わなければ雇えなく制作費がかさむ。
2.楽器メーカーが誰でも使える楽器を作ることによって、金儲けの糧とするようになった。
3.その結果何が起きたかというと、リズム体としてバンドのいちばん重要な部分を担当するベーシストとドラマー達が失業するようになった。
グルーブ感というのはわくわくさせる、踊りだしたくなるような、高揚感を与えるノリのことです。それはメトロノームとは違い、同じビートでも時には押しもあれば引きもあるリズムを刻むこと。ベースとドラムスの低音部でのその掛け合いがあり、下のほうでがっちりとした土台を築くからこそ、上のほうでキーボード(これもリズム体の一部になることもあるが)、サックスその他の高音部の楽器たちが踊れるのです。
従ってつまらない音楽になってしまった。
元々ヒップ・ホップは楽器もかえない貧しいスラムの若者達が、簡単なリズムだけを刻むことによって自己表現をしていたもの。それはそれでいいとしても、原価は安く、売り上げはがっぽりというこの構図が世界の音楽シーンをリードしている風潮は、さてこの先はどうなるのかな(笑)。