★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評4 > 731.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
【産経抄】
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/sankeisho/070309/sks070309000.htm
昔の歌舞伎では、一日のすべての演目が終わると、楽屋を取り仕切る頭取が裃(かみしも)姿でかしこまってあらわれ、「まず今日(こんにち)はこれぎり」と口上を述べて客を送り出した。この様子が堅苦しく、形式張っていたので切り口上という言葉が生まれたそうな。
▼きのうまでハノイで開かれていた日朝国交正常化作業部会は、日の高いうちに「今日はこれぎり」とお開きとなった。北朝鮮の担当大使のセリフは「日本の協議態度は6カ国共同宣言の精神に反する」という切り口上だった。
▼北朝鮮側は、拉致問題で前向きな対応を示すつもりはサラサラなく、日本側が拉致を持ち出せば、さっさと中断する腹づもりだったようだ。おっとり刀でかけつけた大勢の記者たちも北朝鮮の誠意のかけらもない猿芝居をみせられただけだった。
▼平壌の将軍様は、米国との協議が進展すれば、日本は孤立し、最終的に譲歩するだろうと読んでいる。米下院で慰安婦問題に関する対日非難決議案が上程され、ニューヨーク・タイムズが、慰安婦を「日本軍の性的奴隷」と下品に書きなぐっているのも将軍様には追い風だ。
▼少々時代に遅れた人々はこの新聞を高級紙とありがたがっているようだが、誤報や捏造(ねつぞう)記事が載ることも少なくない。数年前には、ジェーソン・ブレアというスター記者が約半年間に36本の捏造・盗用記事を書いていたことが発覚している。
▼日本政府も堂々と反論すればいいが、これらの記事が根拠にしているのが、ろくに調べもせず強制連行を認めた平成5年の「河野官房長官談話」だ。自民党有志は、慰安婦問題の再調査を政府に求める提言をまとめたが、後は行動あるのみ。誤った歴史認識の蔓延(まんえん)に「あいや暫(しばらく)」と待ったをかけてほしい。
(2007/03/09 05:02)
▲このページのTOPへ HOME > マスコミ・電通批評4掲示板
フォローアップ: