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□【SUNDAYウォッチ】6カ国協議より宮崎県議会 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0702/0702180279/1.php
【SUNDAYウォッチ】6カ国協議より宮崎県議会 2007/02/19
活字メディアは先週、北朝鮮の非核化について話し合う6カ国協議に最大のスペースを割いた。拉致問題、日本の安全保障という大きな課題を抱えているからだ。
一方テレビはといえば、東国原・宮崎県知事の議会デビューにより多くの時間を割いた。タレント知事の方が絵になるし、視聴率も取れる。ニュースバリュー優先の活字メディアと登場人物の面白さ優先のテレビ。両者の違いがはっきり出た1週間だった。
■報道2001(フジテレビ)
●安倍政権そして6カ国協議
ゲスト:中川昭一(自民党政調会長)/加藤紘一(元自民党幹事長)重村智計(早大教授)/村田晃嗣(同志社大教授)
安倍首相の盟友、中川氏がサッカーボールをスタジオに持ち込んだ。ボールには首相の顔がベタベタとプリントされている。
「総理をサッカーに喩えるとそれぞれ(5人の首相補佐官)がボールを持ちすぎてうまくいっていない」と中川氏。「似たような会議をあまり作るな」と首相に進言したのだという。
テレビ画面右下のサイドスーパーには「中川政調会長が喝!しゃんとしろ官邸」。
話は6カ国協議に移った―
北朝鮮はいただき(丸儲け)。核完全廃棄はいつまでとは言っていないのだから〜中川氏〜
ブッシュの時代に核保有国をひとつ増やしてしまった〜加藤氏〜
アメリカが本当に関心があるのはイラン。北朝鮮には関心がない〜重村氏〜
●後半は格差問題
ゲスト:大村英章(内閣府副大臣)/枝野幸男(民主党衆議院議員)/小池晃(共産党政策委員長)/福島みずほ(社民党党首)
――
番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●東国原知事、議会デビュー
●石原都知事、自民推薦返上で無党派宣言
レギュラー評論家陣のコメントは以下―
当然のごとく東京都知事選が話題になった。
民主党は外の人を立てたい。無党派層を意識している。亥年の選挙は無党派層が増大する。12年前の横山ノック氏(大阪府知事選に当選)、青島幸男氏(東京都知事選に当選)を思い出す〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
地方は合併で市町村が減り、政令都市は増えた。県とは何か。道州制が改めて問われている〜寺島実郎・日本総研理事長〜
「寺島さん、(都知事選に)出ることはないんですか?」と司会の関口宏がくすぐりを入れた。
●「戦争の噂」米国とイランの今
ブッシュの言い方を聞いていると、イラク戦争前と似ている。イランは核開発をやめるとは言ってない。メディアが喜んでいるのも確か〜浅井信雄・国際政治学者〜
(米軍が)11月に引き揚げるまでにイランの影響力を排除しておかねばならない。うまく行かないと止めようがなくなる〜寺島氏〜
●6カ国協議
国際包囲網が崩れつつある。兵糧攻めの見直しということ。(日本は)北朝鮮政策を考え直さなければならない〜辺真一・コリアリポート編集長〜
(核開発は)ゴネ得のカードとして、(北朝鮮は)腹をくくっている。核保有国であると堂々と主張しながら〜寺島氏〜
米中の妥協。北朝鮮が核を手放さないことは誰もが認識している〜岸井氏〜
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●(痰吸引の)青木鈴花ちゃん、小学校普通学級に入学
●女性救助の警察官殉職(スタジオトークのみ)
●長島氏、巨人軍キャンプ訪問
●東国原知事、議会デビュー
●徳光、江川、元木が宮崎のプロ野球キャンプ取材
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
■日曜討論(NHK)
●6カ国協議
ゲスト:柳井俊二(前駐米大使)/中西輝政(京都大学教授)/伊豆見元(静岡県立大学教授)/マイケル・グリーン(米戦略国際問題研究所日本部長)
(ブッシュ政権は政策転換をしたのかという問いに)中国がかかわっている。(米国は)北朝鮮を試してみたい。交渉は始まったばかり。テロ国家の指定を解除してほしければ、北朝鮮は「ラングーン廟事件」や拉致問題などに対して態度で示さなければならない。日本が攻撃されればアメリカは報復すると言っている。6ヵ月後にまたか、ということになれば圧力をかけ直さなければならない〜マイケル・グリーン氏〜
北朝鮮外交の勝利。過去に作った核兵器への論及もない。日本から見るとどうしても中心点がはずれている〜中西氏〜
初期段階の5万tは韓国が出す。ロシアも中国もアメリカも出さない。我々(日本)は多数派。孤立などしない〜伊豆見氏〜
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★
■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●徹底検証!6カ国協議
ゲスト:山崎拓(自民党前副総裁)/手嶋龍一(外交ジャーナリスト)
本題に入る前に―
読売新聞に自衛隊の1等空佐が情報を漏らした、とされる事件を取り上げた。
明らかに米軍からの情報だ〜山崎氏〜
西山事件と本質が違う。アメリカしか知りえない情報を防衛庁に伝えたのに、それを漏らした。しかし報道することに問題はない。ジャーナリストは国家機密にどんどんチャレンジすべき。この程度がリークなら東京地検のおびただしいリークはどうなるのか〜手嶋氏〜
話は本題の6カ国協議に移った―
田原総一朗:北朝鮮だけが得をした。一人勝ちではないか?
手嶋:IAEA(の査察)が入るという担保はない。
山崎:アメリカは方針の転換をやった。
手嶋:そこが核心。力を背景に圧力をかけるというのがアメリカ外交の真骨頂だった。しかし中東に足を絡め取られている(このため北朝鮮に圧力をかけることができない)。
財部誠一(経済ジャーナリスト):日本の安全保障をアメリカに託してよいのか?
手嶋:アメリカの関心を東アジアに引きつけておかねばならない。(アメリカは)北朝鮮問題を中国に丸投げしている感がある。それが問題だ。
話は山拓氏の電撃訪朝(1月)に及んだ―
田原:山崎さんの方で行きたいといったのか、向こうから来てくれと言ったのか?
山崎:私からもメッセージを送った。11月に行くはずだった。
手嶋:山崎さんは(北朝鮮に)弄ばれていないことを証明したほうがいい。折衝に引き込まれている。折衝はおやめになったほうがいい。得をするのは相手だ。交渉が複雑で相手がしたたかな場合、外交は一本化されなければならない。
山拓氏は型なしだった。(もともとテカテカの)額にあぶら汗さえにじませながら「核と拉致が解決しなければ国交正常化はない」と強がるのが精一杯だった。
●安倍政権を語る
民主・渡部恒三VS自民・片山虎之助
黄門様のピントはずれの政権批判と歯の浮くようなお世辞の片山参院幹事長の対談。何の情報性もなく、聞くだけ時間の無駄だった。
●北朝鮮潜入ルポ
〜映像報告〜
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番組評価
ゲスト:★★★★
MC回し:★★★★
映像と演出:★★★★
(竹谷昇)
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