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□【SUNDAYウォッチ】石原都知事がそのまんま指南 [JANJAN]
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【SUNDAYウォッチ】石原都知事がそのまんま指南 2007/02/12
「さんざん謝っている小柄なオジイチャンをいつまでイジメルのか」。テレビニュースは国民感情に敏感、というか国民感情を先取りする。先週の主役は東国原・宮崎県知事に戻った。副知事擁立問題がメディアの好餌となったからだ。
１１日の「日曜ニュース特集」では、同じく渦中の人、石原慎太郎・東京都知事と共に生出演。石原氏は「僕の時と同じだった」として体験談を「そのまんま」アドバイスした。
■報道２００１（フジテレビ）
●対談：渦中の２知事登場
ゲスト：石原慎太郎・東京都知事／東国原英夫・宮崎県知事／櫻井よしこ
副知事擁立で就任後、初めて挫折を味わった東国原知事が、上京しスタジオ生出演した。
「言葉尻をとらえられて報道で叩かれたことがありますから。これ宮崎で報道されますか？じゃ慎重に……」。さすが元タレント。東国原知事は冒頭から笑いを誘った。
「副知事候補は複数あった。（持永哲志・元経済産業省課長に）打診をしたことも事実。「週末は家族のいる東京に帰りたい」というのでどうかな。（中央との）しがらみも見えた。（支持者・県民の）反発が予想以上に大きかった」。
東国原知事は、「持永副知事」擁立断念の真相を明らかにした。
同じく渦中の人、石原慎太郎・東京都知事は、東国原知事にエールを贈った。
「僕の時と同じだった。役人はダメ。金利、時間の感覚が全くない。これは心がけたほうがいい。会計制度を変えないと。外部監査入れないと」などと“後輩”に次々とアドバイスした。
「民間感覚と乖離（かいり）していることが３週間でわかった。書類が多い」と東国原知事。
【電視解剖】
「（副知事擁立断念に至った）裏話の暴露」「知っていそうで知らない地方行政の実情」などを歯に衣着せずに語った２人の知事。活字メディアでもこの種の話はできる。しかし当事者が生で語るところにテレビの面白さがある。
●後半は外交問題
ゲストに手嶋龍一氏（外交ジャーナリスト）が加わった。
――
番組評価
ゲスト：★★★★
MC回し：★★★
映像と演出：★★★★
■関口宏のサンデーモーニング（TBS）
●６カ国協議、雲行きあやしく
レギュラー評論家のコメントは以下―
北朝鮮は軽水炉型原発を要求する。（完成するまでには）少なくとも３、４年かかる。それまでのつなぎとして２００万トンの重油の提供を求めてきている。韓国が送電すると言っているが、これも送電鉄塔の建設に数年かかる。（結局）日本もアメリカも重油を供給しなければならない〜辺真一・コリアリポート編集長〜
94年（の米朝枠組み合意による）軽水炉の建設で５００億円、日本は支援している。揺らぎに揺らいでいるアメリカの北朝鮮政策に日本は振り回されている。チェイニー副大統領が来日するが、日本の懐をあてにされているだけ、ここで金を出すと禍根を残す〜寺島実郎・日本総研理事長〜
●イラク戦争での誤爆、イギリスでも波紋
●開戦に情報操作
●イラクで大掃討作戦
イランの影響力が高まるイラクを作ってしまったという、アメリカの悪夢〜寺島実郎氏〜
日本政府はアメリカを支持する立場上、大変〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
歴史的間違いを支持した日本。これを忘れてはいけない。日米同盟を考え直す機会〜田中秀征・政治評論家〜
●安倍内閣支持率低下
高齢者が４割を占める日本が５０年後にくる。産もうにも産めない世の中。産めるような社会構造にしなくてはならない。野党も政策を考えなくては〜寺島実郎氏〜
支持率の続落は深刻。柳沢さんを抱えたまま乗り切れるのか。不思議でならない。大幅な内閣改造が必要〜岸井成格氏〜
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
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番組評価
ゲスト：★★★
MC回し：★★★
映像と演出：★★★
■徳光のザ・サンデー（日本テレビ）
●３児の母（普通の主婦）が温泉地の顔に
●サラリーマン川柳、スタジオトークで
●東国原知事、巨人軍キャンプ訪問
いかにも徳さんの番組らしい
●徳光、元木の沖縄キャンプ取材
●元プレイメイト怪死
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番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★★
■日曜討論(NHK)
●与野党論戦
ゲスト：二階俊博（自民）／漆原良夫（公明）／高木義明（民主）／穀田恵二（共産）／重野安正（社民）／糸川正晃（国民新）
「柳沢発言問題」「政治とカネ」「成長戦略と格差是正」「国民投票法案：」「平成１９年度予算」などを議論した。
内容は―
「総理の所信表明演説の中に格差という言葉が出てこない」と民主・高木氏。１ヶ月も前の批判だ。子供だって知っている話だ。対する自民の二階氏は「隣の家との間にも格差はある」
これが２大政党の認識だ。安倍内閣の支持率も低下する一方だが、民主党の支持率も低空飛行から抜け出せない。無党派層が増えて当然だ。
こんな議論をさせる番組もおかしい。
――
番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★★
■サンデープロジェクト（テレビ朝日）
●麻生外務大臣を直撃
田原総一朗と麻生大臣とのやりとりは以下。
まず北京で開かれていた６カ国協議について―
麻生：１６日が金正日（呼び捨てで）の誕生日だから、それまでかかると思っていたら、意外と早く終わった。
田原：アメリカが北朝鮮に妥協しているように見えるが？
麻生：２国間（米、北）でやっているが、サインはしていない。
田原：（金融制裁の）部分解除はあるか？
麻生：寧辺の核施設を閉じれば、この部分はこう（解除）するといいうことになっている。まとめて一括（解除）はない。
田原：拉致問題（の解決が）なければ、人道支援の協力はしないのか？
麻生：調査でも協力。寧辺の核施設についての調査でも協力ということになる。万景峰号の入港禁止は緩めるつもりはない。
田原：日本は孤立しないか？
麻生：孤立しているのは北朝鮮。
この後、日朝関係の改善に向けたロシアの動きを２人（田原、麻生）で話した。ロシアは北朝鮮に巨額の貸付をしている。日朝関係を改善させて北朝鮮の経済を良くしないと、貸した金が返ってこないからだという。
週刊誌で取り沙汰された「麻生総理」を話題に取り上げたが、田原は深入りしなかった。
●渦中の石原都知事を直撃
東京地裁判決で返還命令が出た「交際費」や「四男の海外出張費」問題が最初に取り上げられた。
石原氏は釈明した。交際費はともかく、四男の件は、脇の甘さと２期８年のおごりが至らしめたものだろうか。話を聞いていてそう思った。
レギュラーコメンテーターの財部誠一（経済ジャーナリスト）が、「東京から日本を変えると言っていた時はすばらしかったが……オリンピック誘致になってしまった。(他に取り組まなければならないことはあるはず)」と苦言を呈した。同様の思いを抱く東京都民は少なくないはず。ワタシもその一人だ。これで３期目をめざすというのだから……。都知事選は間近に迫った。野党には頑張ってほしい。
●第３部は「どうなる野党共闘」
ゲスト：前原誠二（民主）／小池晃（共産）／福島瑞穂（社民）
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番組評価
ゲスト：★★★
MC回し：★★★
映像と演出：★★★
(竹谷昇)
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