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□【SUNDAYウォッチ】テレビ画面も揺れた柳沢発言 [JANJAN]
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【SUNDAYウォッチ】テレビ画面も揺れた柳沢発言 2007/02/05
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先週のテレビニュースは、柳沢伯夫厚生労働相の「女性は産む機械発言」で持ちきりだった。ワイドショーも含めてどのニュース番組も柳沢発言がテレビ画面を占有した。人気絶頂期のピンクレディー、モーニング娘も真っ青なほど茶の間を賑わした。政界も野党の審議拒否や、愛知県知事選挙、北九州市長選挙への影響で大揺れだった。「日曜ニュース特集」の主役もやはり柳沢大臣だった。
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■報道2001(フジテレビ)
●どうなる国会
ゲスト:片山虎夫・参院幹事長(自民)/菅直人・代表代行(民主)/三宅久之(政治評論家)
イラク政策や基地問題でアメリカ批判を続ける久間防衛相。久間発言から番組は始まった。
片山氏は以下のように弁護した―久間さんなりの深謀遠慮がある。普天間の移設、防衛省関係の法律などがあるわけだから。現職の防衛大臣だからね、立場上慎重にならなければならない。
大騒動の柳沢発言にテーマは移り、司会者が審議拒否はいつまで続くのか、と菅氏に聞いた。
菅氏は、週明け早々に3党首(民主・社民・国民新)会談を開きそこで話し合う、と答えた。週明けに不信任案を(一応)出して、審議に戻るのか、という問いには、明確な回答を避けた。
囁かれている予算成立後の内閣については―
片山氏は「発足6ヶ月で、そういうことはしないほうがいい」と答えた。
●第2部は地球温暖化問題
ゲスト:小池百合子(首相補佐官)/寺島実郎(日本総研会長)/山本良一(東大生産技術研究所教授)
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●柳沢発言
レギュラー評論家のコメントは以下の通り―
本音だ。数字しか考えていない。数字に生身の人間を当てはめようとした。ファシズムのはしりだ〜田中優子・法政大学教授〜
フランスはベビーブーム。産む機械発言の問題ではなく、育て易い環境を作るか、政策の問題〜浅井信雄・国際政治学者〜
辞任じゃ済まない。とかげのシッポ切りじゃ済まない。予算が済んだら大幅(内閣)改造しないと政権は持たない〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
●金正男マカオで発見
●米朝協議〜金融制裁の一部解除めぐり〜
この風貌に騙されてはダメですね。お父さん(金正日総書記)の指示で動いている。海外にある個人資産の運用を任されているんですよ。(運用益で)軍の近代化をした。朝鮮人民軍の中将でもある。
北の核開発を止めなくてはならないので、アメリカは重油、食料支援を行う。どこまで金融制裁を解除するかで北の対応も変わる〜辺真一・コリアリポート編集長〜
ブッシュ政権はあと2年。核廃棄に向けた道筋をつけておきたい。北にとってみると、やっと自分の方を向いてくれた〜浅井信雄〜
●地球温暖化
10年前から取材してきたが、海面上昇で島がいくつか沈んだ。今のところ対策を立てていないので深刻〜浅井慎平・写真家〜
中国は途上国ということで京都議定書からはずされている。問題なのはアメリカと中国〜浅井信雄〜
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
「柳沢大臣に喝ーッ!!」
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●女子レスリングの正田絢子、北京五輪へ挑戦
●スタジオトークのみで柳沢発言
「そっちがその気なら、こっちは機械を動かす潤滑油くらいにしか男を見ないから…」とは作家の室井佑月氏。
さすが元ヤンキーだけのことはある。柳沢発言をめぐって世の中眉を吊り上げている時に、ほっと楽しませてくれるコメントだ。これもまたテレビの楽しさではある。
●アニータ来日騒動
●清原キャンプイン
●東国原・宮崎県知事の一週間
●コーラスグループ「湘南乃風」、チャリティー活動
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■日曜討論(NHK)
●国会、今後の展開
ゲスト:中川昭一(自民)/斉藤鉄夫(公明)/松本剛明(民主)/小池晃(共産)/阿部知子(社民)/亀井久興(国民新)
「柳沢発言」「労働改革」「雇用と格差」「最低賃金の見直し」「教育問題」を考えた。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●久間発言の真意と波紋
ゲスト:石破茂・元防衛庁長官/森本敏・拓殖大学教授
開戦の国際法上の根拠があって日本はそれを支持した。しかし大量兵器はなかった。アメリカの入口戦略は間違っていなかった。しかし出口戦略は間違っている。イラクに正当政府ができた時点で後方に引くべきだった。途中の戦争指導が間違っている。
加藤(紘一)さんや自民党のシニアも「あの戦争は間違いだった」と言っている。久間さんだけを攻めてもどうにもならない。(とは言っても)御発言は確信犯。日米関係は水面下は地獄。クリティカル(危機的)になっている〜森本敏氏〜
同盟国のアメリカが(イラクは大量破壊兵器)を持っていると言っている以上、信じるしかなかった。日本がインテリジェンス機関を持たなかったのは小泉さんの責任ではない〜石破茂氏〜
感想:
石破氏はイラク戦争勃発時の防衛長官で、自衛隊をイラクに送り出した。米の開戦に加担した当時の日本政府の決定をシャニムに弁明した。
石破氏や加藤氏は米のイラク戦争支持不支持で立場は逆だが、首尾一貫している。ところが右派文化人や多くの政治家の変節は一体何なのだろう。
●柳沢発言
ゲスト:中川昭一(自民)/斉藤鉄夫(公明)/松本剛明(民主)/小池晃(共産)/阿部知子(社民)
「柳沢発言」をめぐっては、公明党は自民党と連立与党を組むのだが、強〜い創価学会婦人部の手前座視するわけにはいかない。民主、社民は強がって審議拒否に出たものの国民の反発を招いている。選挙(愛知県知事選、北九州市長選)戦に絡めた後ろめたさもある。田原総一朗はそこを攻めた。
斉藤氏(公明)には―
柳沢さんを辞めさせるつもりはあるのか?
公明党として辞めさせるというふうに要求するのかしないのか?
斉藤氏(公明)が明確な返答を避けると、不信任案に公明党は賛成するのかしないのか?
斉藤氏は「しない」
松本氏(民主)には―
不信任案を出すか?
松本「このままというわけにはいかないでしょう……」
田原は「そういうくだらないことを言うな!」と一喝した。
小池氏(共産)には―
月曜に国対委員長会談をやったら出る?
小池「出ます…」
・格差問題では格差が広がっているという認識では、数字の取り方は違うものの各党一致した。最低賃金の設定をめぐっては各党に独自色が出た。
最低賃金を上げると中小企業に倒産が相次ぎ失業者が増える、という懸念がある。民主党、社民党の「全国一律1000円」に説得力がないのはこのためだ。
斉藤氏(公明)が「生活保護レベルまでは持っていきたい」と一定のラインを示した。中小企業経営者と従業員の両方を支持者に持つ公明党としては、もし本気ならば苦渋の選択だ。
●第3部は「カウントダウンが始まった韓国大統領選挙」
〜映像リポート〜
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番組評価
ゲスト:★★★★
MC回し:★★★★
映像と演出:★★★★
(竹谷昇)
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