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□完全映画化? [青ざめた小鳥たちの小唄]
http://d.hatena.ne.jp/yammyaaa/20070127
2007-01-27 完全映画化?
手塚治虫原作の「どろろ」が今日から公開されるそうな。
「原作を完全映画化」、「手塚治虫の伝えたかったメッセージが云々」とかいうコピーがテレビから流れてきますが、本当に手塚治虫の「どろろ」をみんなに知らせたいのなら原作を読ませればいいんじゃないでしょうか。
原作が存在する場合いつでも聞くことなんですが、「完全映画化」なんて無理でしょうし意味は無いでしょう。もっと映画は映画だと、原作とは違うんだと押していくべきじゃないでしょうか。もっとも、もしそうしたならば俳優の稚拙さなどが目立つかもしれませんがね。
川端康成は「伊豆の踊り子」「千羽鶴」など、たくさんの作品が何度も映画にされた作家でしたが、彼は「映画になったものは原作とは違うものだから、原作者がその出来映えに口出しすべきではない」とかいうような旨をいつかいっていたように記憶しています。マルグリット・デュラスのような作家もいますが、とにかく原作と映画は切り離して考えるべきじゃないでしょうか。
映画やアニメ、ドラマは、「完全○○化」とかいわない限り、売れないんでしょうねぇ。DJOZMAなんかでも思うことですが、井上陽水や中島みゆきがほとんど宣伝していないにも関わらず、売れる、強い支持層があるという事実に、恥じ入るべきではないでしょうか。メディアを通じてインパクトを与えて、それで自分たちの関心を増やそうなんて考えているような「プロ」は、はっきりいって小さい人間に思えます。
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