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鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(1)
『JANJAN』が鳥越俊太郎・『オーマイニュース』編集長辞任を前打ち
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/01/1janjan_6776.html
鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(2)
呉連鎬氏が後任編集長選びで東奔西走
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/01/2_4db9.html
鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(3)
平野日出木・『オーマイニュース』編集次長はカヤの外
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/01/3_d02f.html
鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(4)
鳥越編集長就任はソフトバンクの意向!?
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/01/4_b25b.html
鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(5)
鳥越編集長のウソと恫喝
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/01/5_656d.html
鳥越俊太郎と盗聴法、共謀罪、『オーマイニュース』(6)
表で盗聴法に反対しながら、裏で警察と取り引き
http://incidents.cocolog-nifty.com/the_incidents/2007/01/6_176e.html
世間は鳥越俊太郎氏を権力へ切り込むジャーナリストと見ている。かつて筆者もそう見ていた。
しかし、ある出来事がキッカケで、それが仮面にすぎないことがわかった。しかも、鳥越氏の実像は「ウソと恫喝」で塗り固められていることも。
その出来事の概要は『FRIDAY』(2000年12月1日号)に執筆した(写真・PDFhttp://incidents.cocolog-nifty.com/pdf/torigoe.pdf)現在へ持ち越されている問題もあるので、とりあえず再録をお読みいただきたい。
鳥越俊太郎キャスターの人気番組
テレビ朝日は「警視庁のスタッフ尾行」ビデオをなぜ封印したのか
『ザ・スクープ』(テレビ朝日)といえば、元毎日新聞記者の鳥越俊太郎氏(60)がキャスターを務める硬派報道番組として知られている。10月の番組改編で『スクープ21』と名前を変え、放送時間が日曜午後7時台のゴールデンタイムへ移った後も、「桶川ストーカー殺人事件」における警察の怠慢捜査、その隠蔽工作を追及するなどの、権力批判の姿勢は変わっていない。
ところが、昨年夏、『ザ・スクープ』が警察の違法行為をビデオテープに収録しながら、それが封印されたままになっているという事実がある。
昨年6月5日放映の『ザ・スクープ』は「監視社会ニッポン」というタイトルで「盗聴法」と「Nシステム」を特集した。「盗聴法」は警察に広範囲な盗聴を認める法律で、その当時、衆議院を通過したばかり(昨年6月1日)。「Nシステム」は警察が全国の道路上600カ所以上に設置している、通過車両のナンバーを撮影し、記録する装置だ。どちらも「国民のプライバシーが侵害される」とこの日の『ザ・スクープ』は警告している。
「この放映の数週間後のことです。その特集で中心的な役割を果たしたスタッフの山路徹氏が警察に尾行されるという事件が起こりました。山路氏は尾行に気づき、警察官らの行動をビデオカメラで撮りました。当然、『ザ・スクープ』で放映しようという話になりましたが、テレビ朝日上層部から“待った”がかかったようなんです」(テレビ朝日報道局社員)
国民監視の実態を暴こうとしたテレビ局スタッフが警察から尾行される──。これほどわかりやすい違法な国民監視の実例もないにもかかわらず、テレビ朝日上層部が“待った”をかけたとすれば、それはなぜなのか。
今年7月24日、毎日新聞労働組合などが「サツ回り(警察官の自宅を早朝や深夜に訪ねて取材すること)再考」というパネルディスカッションを開いた。コーディネーターは鳥越氏、パネラーの一人が私だった。
パネルディスカッションの直前、控え室で鳥越氏は、「去年、『ザ・スクープ』で『盗聴法』と『Nシステム』をやったとき、警察からいろいろやられてさあ」とこぼした。
私が「警察から尾行されて、それをビデオに収めたんでしょ。何で放映しなかったんですか?」ときくと、鳥越氏は「よく知ってるねえ」と驚き、「テレビ朝日上層部が警察と取り引きしたんだよ」と憮然とした表情でいったのだ。
すかさず「(テレビ朝日)社員の不祥事とですか?」と尋ねると、鳥越氏は「いや、そんなんじゃない」と答え、続けて「でも、オレは放映をあきらめていない」と話したところで、ほかのパネラーなどが現れ、会話は中断せざるを得なかった。
そして、パネルディスカッションでは、会場からの「会社の都合で(警察の不祥事に関する)情報を握り潰した、潰されたことがあったか」という質問に対し、鳥越氏はハッキリ「私はある。新聞ではなく、テレビだ。内容についてはいえないが、いずれ明らかにするつもりだ」と答えている(以上のやりとりは毎日新聞労働組合の機関紙で活字になっている)。
その後の懇談会の席上でも、鳥越氏は長年つき合いのある新聞記者や私の前で、「あれ(尾行されたビデオ)は必ずやる(放映する)」と宣言していた。
しかし、それから3カ月ほど経過しても、『ザ・スクープ』が問題のビデオを放映するという動きは見られない。そこで、私がテレビ朝日の関係者などに取材を始めると、10月29日、鳥越氏から私の携帯電話に連絡があった。
「あれ(尾行されたビデオ)はオレがやる(放映する)といっただろ。それから、オレが雑談で話したことは記事に書けないからな。そういうやり方をしたら、この業界で生きていけないぞ」
テレビや講演で聞く穏和な口調からは想像できないきつい物言いで、取材の中止を求めてきたのだ。
問題のビデオが封印された経緯の一端を知るテレビ朝日社員はいう。
「山路氏に対する尾行が発覚してから、テレビ朝日の警視庁記者クラブの芳沢重雄キャップと警視庁広報課の山下史雄課長(当時)との間で話し合いが持たれました。最終的に、坂東自朗警視庁総務部長(当時)が乗り出して結着しました」
本稿執筆にあたり、何度か鳥越氏に電話で取材した。鳥越氏の説明は二転三転したが、まとめると次のようになる。
「『Nシステム』を放映した何週か後に、山路が警察に尾行され、オレが義憤を感じて『ザ・スクープ』で取り上げようとしたが、できなかったことはある。当時、そのビデオを放映していれば、『盗聴法』は成立しなかったと思う。しかし、テレビ朝日と警察が取り引きしたかどうかオレは直接知らない。(パネルディスカッションのときは)推測で話したかもしれない」
栗原直汎テレビ朝日広報部長は「山路さんが『ザ・スクープ』に持ち込んだ素材を検討した結果、放送には値しないという局側の判断で放送しなかった。警察と取り引きはしていない」と話す。
一方、警視庁広報課は「特定の人物を尾行したことがあるか否かというようなことについては回答できない」とコメントするだけで、こちらの質問事項にある「テレビ朝日との交渉や取り引きの内容」については答えなかった。
テレビ朝日が「報道機関」を標榜するのであれば、封印されたビデオを放映し、一連の経過を説明するべきではないか。
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