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□納豆ダイエットねつ造問題 関西テレビだけではない相次いだ不祥事 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0701/0701228623/1.php
納豆ダイエットねつ造問題 関西テレビだけではない相次いだ不祥事 2007/01/23
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すでに多数のメディアで報道されているようにフジテレビ系の関西テレビ（大阪市）が制作し放送された「発掘！あるある大辞典Ⅱ」の納豆ダイエットのねつ造問題。番組スポンサーの花王（東京）が降板するなど波紋を広げているが、このところ関西の放送局の不祥事が続いている。放送局のコンプライアンス（法令遵守）意識や倫理観の欠如には驚かされるばかりだ。
同番組第１４０回放送分「食べてヤセる！！！食材Ｘの新事実」（１月７日放送）でねつ造があったことに対して、番組スポンサーの花王（本社東京）は２２日、「番組開始当初から広告スポンサーとなっていましたが、信頼性のある内容を要望していたので一連の報道の件はきわめて遺憾なことであり、スポンサーを降りることになりました」（花王広報部）と番組のスポンサーを降板することを明らかにした。これで次週以降の放送は難しくなり事実上の打ち切りとなる可能性が高くなっている。
関西テレビの夕方のニュース番組「アンカー」の２２日放送分では山本浩之キャスターが冒頭で改めて謝罪、約１０分間で経緯と視聴者からのメールなどを紹介した。それによると２２日午前中までに電話やメールが計２５００件寄せられたという。
番組で２０代の女性の「私は納豆の放送を見て２週間も毎日続けてきました。なのに嘘でかなりショックを受けました。もう、テレビの放送は信じません。あるある大事典のファンでしたがまた放送されても見たくありません」など３通のメッセージが紹介された。
関西テレビ広報部によると、番組の継続については社内の危機管理委員会で検討中で、決まり次第、発表するとしているが、同番組のスポンサーは１社のみで花王の降板で続けるのは難しいだろう。同社では千草宗一郎社長が「今後は調査委員会を立ち上げ、早急に原因の究明を行う」と発表している。
２１日のあるある大事典の放送時間の午後９時から５分間を使ってお詫びと説明の特別番組も放送され、関西テレビのアナウンサーが経緯を説明したが、すでに同社のホームページで公開しているお詫びをなぞっただけだった。同じ大阪市の朝日放送の情報番組「ムーブ！」で２２日夕方、「社長が出てきてあやまるべきだ」とコメンテーターが関西テレビの放送内容を批判した。
続発する放送局の問題と不祥事
このところ、関西の放送局では問題や不祥事が相次いでいる。
毎日放送（大阪市）が２００５年１０月に放送した番組「たかじんОＮＥ ＭＡＮ」で司会のやしきたかじんが女性タレントの離婚に関し、元の夫の男性から言ってない発言を紹介されたとして、男性が大阪地裁に提訴していた。控訴はされず、やしきと毎日放送が連帯で３３０万円を支払うよう命じた判決が今月、確定し番組側が敗訴している。
また、朝日放送（大阪市）では昨年１１月、所属の男性アナウンサー３人が女性にセクシャル・ハラスメントする行為が発覚、２人に停職３カ月、1人に譴責の処分を行っているが、当事者の氏名やセクハラ行為の内容について公表はしていない。
関西テレビのねつ造問題は、放送局全体に厳しい目が向けられることにつながりそうだ。同テレビに寄せられた３０代男性のコメントは熾烈だ。「残念です。番組は即刻やめるべきです。この件で全てが嘘だという不信感は拭えません。業界自体がそうですが全てが視聴率という考えがこういう結果になるのではないですか？ 今までの番組についてもハッキリ調査し、やらせがあったかどうか明らかにする義務があります。視聴者をバカにするな！」
関西のローカルではタレントを使った情報バラエティー番組が数多く放送されているが、中には社会ネタを扱っているものもある。しかし差別的な発言や、無責任なコメントが目立ち、事件や事故をおもしろおかしく扱う例さえあり、不愉快で怒りを感じる時もある。情報番組とはいえ、与える影響は大きく制作現場は放送のあり方について自問自答すべきだ。
不祥事があっても責任はあやふや、問題発言のタレントも使い続ける。きわめつけは事実のねつ造。これはもう、社会の公器であるべき放送局の役割を放棄しているとしか思えない。しかし、こうしたことをきっかけに国が放送内容に介入するような事態は避けなければならない。放送局は改めて企業としての社会的責任を自覚し、「視聴者をバカにするな」の声を真摯に受け止め、根本的な意識改革をすべきだ。
（参考）
「関西テレビの視聴者へのおわび」
(山本ケイ)
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投稿者 white 日時 2006 年 11 月 15 日 11:45:50: QYBiAyr6jr5Ac
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