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(回答先: フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上) [PJ] 投稿者 white 日時 2007 年 1 月 14 日 11:45:28)
□フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(下) [PJ]
http://news.livedoor.com/article/detail/2978159/
フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(下)
【PJ 2007年01月15日】− (上)からのつづき。 1月13日付の一部報道によると、『大手納豆には放送後、通常の倍以上の注文が殺到。納豆メーカーは11日付の各紙朝刊に品薄をわびる広告を出した』と報じられていた。それは真実を語っていない。ある大手納豆メーカーは放送内容をテレビ局から受けた段階から、大手量販店などに詳細な情報を流した。厳密にいえば、放送後でなく、放送前から注文が殺到していたのだ。
納豆メーカーはテレビ番組の情報を流すことで稼働率はほぼ100%。ロス率もなければ、返品もない。大手スーパーは納豆の特売をさけた定番販売だから、利益率は高い。まさしく、情報コントロールができる企業が儲かる構造だ。
中小スーパーや零細な商店、それに地方都市には「納豆」がほとんど回ってこない。昭和初期に起きた豪商による『米の買い占め』を思わせるものがある。そのときには一般庶民に米が回ってこなかった。米にしろ、納豆にしろ、情報を牛耳(ぎゅうじ)り、買い占めたものが利潤を生む。こんな世の中でよいのか、という疑問が生じる。
都内の中堅スーパーの食品担当者から、現場の生の声を聞いた。「年末年始で、一般の人は金を使い果たすから、門松が取れるころになると、質素な商品が急に売れるんです。納豆とか、お茶漬けとか、即席ラーメンとか。『発掘!あるある大辞典U』のテレビ局は、健康情報とは表向きで、この時期に放送して欲しいと、納豆業者に乗せられたんじゃないですかね。納豆の売り上げが伸びる需要期ですから。タイミングが合いすぎですよ」と話す。
同番組で、朝夕に2パック食べなさいと勧めたから、需要が2倍になり、「納豆狂想曲」となったのだという。
「気の毒なのはお年寄りです」という、お客の声があった。大手スーパーの売り場は広すぎて商品を探すのが大変。年配者は商店や中小スーパーを利用するひとが多い。「毎日、健康食品として納豆を食べているお年寄りがある日突然、買えなくなるんですからね。自転車で買いまわりもできないし」と話してくれた。
茨城県や愛知県の納豆メーカーは新聞各紙に品薄のお詫び広告を出した。放送前に大手と成約しておきながら、他方でお詫び広告とは茶番劇だ。本気で詫びる気があれば、大手スーパーとの契約をキャンセルし、地方都市の商店まで幅広く行き渡る、緊急策をとるべきだ。
同文書のあとがきの注意には、『制作サイドへのお問い合わせはご遠慮ください』とある。裏を返せば、業者ならば、制作関係者が情報を聞けると受け取れる内容だ。
『発掘!あるある大辞典U』の責任者は、放送内容を業者にリークすれば、世の中に不公平を招く、業者たちを利するとわかっているはずだ。知らなかったといえば、お粗末過ぎる。すくなくとも、同番組の責任者には、放映前の内部情報の流出は罪だ、という意識に欠けている。もっとチェック機能を持つべきだ。
民放だからコマーシャルイズムだ、放映前の情報流出は許されると考えれば、それは間違いだ。電波は国民の共有財産だ。「大が利を得て、小が泣く」。そんな不公平な公の電波の利用はしてもらいたくない。【了】
■関連情報
発掘!あるある大辞典II
フジテレビ
記者HP:穂高健一ワールド
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 穂高健一【 東京都 】
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2007年01月15日08時09分
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