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□【SUNDAYウォッチ】2006年も“金と政治のモヤモヤ”
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【SUNDAYウォッチ】2006年も“金と政治のモヤモヤ” 2006/12/25
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松坂フィーバーも下火となり、先週のテレビ報道は政治経済・事件など本来の硬派ニュースが目立った。本間正明・政府税調会長が家族以外の女性と官舎に住んでいた責任を問われて21日、辞職した。大手銀行が政治献金の再開を申し入れたが、安倍首相は19日、自民党に自粛を指示した。2006年の「ニュース特集」は、最後も“金と政治にまつわるモヤモヤ”だった。
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■報道2001(フジテレビ)
●6か国協議、成果なし
ゲスト:麻生太郎外相/姜尚中・東大教授
今回は中国のお声掛けで日米は乗った。しかし中国が思っていた以上に北朝鮮は要求が高かった。(クリントン政権は)オルブライト国務長官を送ったけど騙された。今度はバンコ・オブ・アジアの経済制裁は効いている。
「代替エネルギー(開発・購入)の資金を出して下さい」というのは日本はのめない。北朝鮮は日本の援助がないと苦しい。対話と圧力を続ける〜麻生外相〜
北朝鮮はアメリカの窮状を見て、値段を吊り上げられると思っていた。中国は6カ国協議が開催されればいい。(中・米・韓・露・日)の温度差が埋められなかった。米がイラク戦争でガタガタになり、つけいるスキを与えた。6カ国協議は安全装置だが、時間がかかると危ない。中・韓が日本と同じレベルにたたない限り難しい〜姜教授〜
●検証!税金の無駄遣い
ゲスト:田中康夫・前長野県知事/片山さつき・衆院議員(自民)/河村たかし・衆院議員(民主)
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●本間政府税調会長、辞任
レギュラー評論家のコメントは以下−
任命する時は(業界用語で)“健康診断”というのをしてスキャンダルがないか調べる。これに気づかなかったのだろうか〜岸井成格・毎日新聞特別編集員〜
このキズは克服できる。後任に立派な人を選べばいい〜田中秀征〜
(不祥事があっても)国民は驚かなくなっている。政治への不信感は極まっている〜浅井慎平・写真家〜
安倍さんは拉致問題では歯切れがいいのに、他はわかりにくい〜辺真一・コリアリポート編集長〜
●大手銀行の政治献金再開に自民自粛
「献金する金があるんだったら手数料安くしろ」と安倍さんに言ってほしかった〜田中氏〜
来年は選挙があり(自民党は)ノドから手が出るほど(金が)ほしい。だが国民が許さない。国民に助けてもらったんだから〜岸井氏〜
お天道様が許さないという言葉があるが、銀行はどうなってんだ。銀行の前を通るのがイヤになった〜浅井氏〜
【電視解剖】
消費者金融と銀行はテレビ局にとって大スポンサーだ。この業界の不祥事にテレビ報道は及び腰となる。ところが「関口宏のサンデーモーニング」は「アイフル」が業務停止命令を受けた際(今年4月)も消費者金融を厳しく批判している。そして今回、大手銀行に対しても。あっぱれである。【SUNDAYウォッチ大賞】をあげたいくらいだ。
●6ヶ国協議、成果なし
北朝鮮は来年、(米国による)金融制裁が解除されるものと確信した。中国に問題がある。北が核を持っている限り、(国連の)経済制裁は解除されない。北東アジアでも共存できない。根っこ(核)からなくさなくてはならない〜辺氏〜
●青島幸男さん逝く
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
「銀行に喝ーっ!」
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●カンニング中島逝く
●岸田今日子さん逝く
●青島さん逝く
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★
映像と演出:★
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■日曜討論
●安倍政権の3ヶ月を問う
ゲスト:八代尚宏(経済財政諮問会議議員)/高沢淳一(名古屋外語大学教授)/新藤宗幸(千葉大学教授)
やるべきことはやっているのだが、あまり評価に結びついていない。道路財源改革でも「ガソリン」と書かなかっただけでよくやっている。支持率が48%といってもまだ5割近い。税収の自然増があってもバラ撒きに使わず、財政再建に充てた〜八代氏〜
(八代氏は歯の浮くようなお世辞を並べた)。
国家主義的なものが観念的にドンドン走っている。防衛省とか教育基本法とか。古い自民党に戻りつつある。総裁選で7割の支持が集まった。まんべんなくいい顔をしている。やはり復党問題が大きい。昨年9月の選挙は何だったのか〜新藤氏〜
支持率が大事なことは小泉さんを見てわかっているはず。支持率が落ちていることは不安だ。小泉さんは内部にも敵を作り、対立軸を明確にしてきた。国民を鼓舞した。国民をひきつける力が安倍さんにはない〜高瀬氏〜
●北朝鮮の核問題
ゲスト:田中均・前外務審議官/森本敏・拓殖大教授
アメリカが国連制裁をじっくりやって北朝鮮を核の放棄か、国家の存続かと言うところまで追い込むべきだった。アメリカは一貫性を欠いた。北は各国の足並みの乱れをついた。
アメリカは2国間対話はやらないと言いながら、対話をすれば何か生まれると錯覚した。アメリカの悪い癖。北朝鮮に足元を見られた。中国が本気で解決しようとしていないことが深刻〜森本氏〜
核と共存することはできない。北朝鮮問題の終わりの始まりに「しないといけない。金融制裁は効いている。深刻な交渉をやらなければならない。
関係各国が結束した時にしか問題は解決しない。圧力をかけても拉致被害者は帰ってきた。根っこを変えない限り解決はない。根っことは核と(北朝鮮という)国家の生存だ〜田中氏〜
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●どうした民主党
ゲスト:渡部恒三・民主党最高顧問
以下、田原総一朗とのやりとり−
民主党の支持率が上がらないのはなぜ?
渡部:小沢君の場合パフォーマンスがない。分かりやすく安倍君の内閣を批判する発言がないから(支持率が)上がってこない。
和歌山県知事選挙は民主党は不戦敗?
渡部:あそこは二階(俊博)王国。二階君がこっちに来ていれば民主王国になっていた。
小沢さんはすぐ喧嘩する。渡部さんが煙たいんじゃないの?
渡部:(だからと言って)ぼくのこと除名するわけにはいかないわ。小沢は独裁者じゃなくなっている。
民主党案だと消費税は現行のまま。年金財源について田原が恒三先生に聞こうとしたら、塩ジイこと塩崎・元財務相が突っ込みを入れた。
塩崎:民間は退職金を削って年金に充てている。ところが公務員は退職金は退職金でもらって年金もちゃんと受け取っている。そこをちゃんと(是正)するのが先。
公務員の労働組合である自治労の支持を受ける民主党はここを突かれると何も言えなくなる。
レギュラーコメンテーターの財部誠一氏(経済ジャーナリスト)も続いた。
財部:国民におもねっている。それが見え見え。支持率があがらない理由だ。
民主党の政策で一際わかりにくいのが安全保障政策だ。
民主党の自衛権は何を言ってるのかわからない。集団的自衛権を認めるのか認めないのか?
渡部:憲法改正に結びつくので(あえて)極めてあいまいにしている。
ゲストコメンテーターの薬師寺克行氏(『論座』編集長)が看破した。「田中(派)流のやり方。ごちゃまぜにしてわかりにくくしている。集団的自衛権を認めるのか認めないのか、どっちなんだ?
渡部:小沢君は大人になって党内最大公約数……(などと意味不明の答え)
コメンテーター席に向かって田原が「“通訳”して」―
薬師寺:理解不能。
渡部:参院選挙までちゃんとします。来年春までに(安全保障政策を)まとめます。
【電視解剖】
恒三先生の話しのわかりにくさは、すなわち民主党のわかりにくさではないだろうか。安倍内閣の支持率が落ちているのに一向に受皿たりえない。18%と支持率が低迷するわけが画面から理屈ぬきで伝わってきた。党内一の人気者を出してもこれである。
「テレビ政治」というが、イケメンで話のうまい政治家を出したとしても民主党の低迷をカムフラージュするのは難しいだろう。政党は先ず政策をしっかり固めることが先決。基礎があっての上でのテレビだ。番組は「テレビ政治」の逆説をはしなくも見せた。
●日本プロ野球危機
映像リポート
●2007年度予算、先ほど閣議決定
ゲスト:尾身幸次・財務相
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
(竹谷昇)
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