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「気になる英文記事(http://news-wayaku.no-ip.org/)」より。
Wu JiaoとLi Fangchao(チャイナ・デイリー)より。
印刷媒体の衰退と新媒体(ニューメディア)の台頭が始まって久しい。両メディアはお互いに相いれないと言う人がいる。
しかし、(中国南西に位置するYunnan省の中心地である)Kunmingで木曜日に始まった二日間のフォーラムでは、両メディアは実際は統合することができるし、お互いにとっての補完物にさえなると提案された。
伝統的な媒体と新媒体の統合はメディア産業における逆戻りできない風潮だし、それらの統合は様々な形で進行している。“Sina.com”の代表取締役であるCao Guowei氏によると、地方メディアはニュース・ポータルに向かっているという。
「どれほど伝統的な媒体が新媒体と異なっていても、両メディアは基本的な要素として共にニュース・コンテンツを必要とすることろがあり、それが2つの媒体を密接に結び付けている」とCao氏は言う。
両媒体の違いは、新媒体がニュースコンテンツを放送するようになったことと、コンテンツを普及させるために提供する枠を増やすことに方針転換したことだ。
「両者は類似したところに根ざしている。伝統的な媒体は自身の宣伝に関して現在は新媒体に依存しており、これは両者の統合が全体的な傾向であることを表している」とCao氏は言う。
フォーラムの基調講演では、(現在は新媒体に遅れをとっているが)伝統的な媒体が新媒体に対して優位性を得るために革新的な活動を始めたことが強調された。
中国東部Zhejiang省にあるNingbo行政管轄区域のウェブサイト編集長Tian Yong氏によると、例えば、現在は新聞社の中に、彼らの持つ情報を彼ら自身のウェブサイトや付加価値のある携帯電話サービスに売るところがある。(以下省略)(「China Daily」2006年12月2日掲載記事より。訳:BlogEditor)
原文
New, old media can grow together, forum says
(http://www.chinadaily.com.cn/cndy/2006-12/02/content_748747.htm)
読んでいくと、日本と似たようなことが中国でも起こっていることががわかります。日本においては、子供の活字離れと出版業界の構造的な問題が出版不況を招いているとは以前から言われていることです。確かに、活字だけの本は売れ行きが落ちているようで。これは、子供の学力低下と、それに伴う活字離れ、そして、子供の趣味の時間の多くがテレビ視聴・テレビゲーム・漫画に時間が割かれることが影響してるのでしょうね。テレビをだらだらと見ているくらいなら漫画を読んでいた方がいいとは思いますが、活字離れは確実に進んでいるということです。
また、子供に限らずパソコンの高性能化とインターネットの発達によって、このインターネットの世界に誰もが気軽にアクセスすることができるようになったのも、要素としては小さくないものだと思います。グーグルとか見ているとサービスが凄いですね。無料のサービスも多いし、無料であったり魅力的・便利なだけにパソコンに向かっている時間が長くなり、反対に読書をする時間が減っていっている面があるような気がします。
ちりも積もれば山となりますし、長期的な視野に立って、どういう生活スタイルが自分にとってプラスになるのか、それは考えておいた方がいいのかもしれませんね。
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