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□大嘘つき続ける新聞社 上乗せ・値引き横行で、特殊指定の前提が崩壊 [MyNewsJapan]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2795587/detail?rd
大嘘つき続ける新聞社 上乗せ・値引き横行で、特殊指定の前提が崩壊
いかなる山間地域、過疎地域であろうと、同じ新聞は同じ値段で、ポストまでお届けします−−。日本新聞協会が作成した「守ろう!新聞の戸別配達網」と題し た冊子には、そう書いてある(MyNewsJapan参照)。だがこれは、とんでもないダブルスタンダードだ。実際には、競争が激しい都市部では値引き販売が横行し、山間部や過 疎地では定価に加えて上乗せ価格まで徴収されている。半年前、同一価格という虚偽の大前提を大義名分に政界を巻き込んだ大キャンペーンで特殊指定という規 制をゴリ押しした新聞社は、利己主義の塊のごとく読者や販売店を欺き続けている。
【Digest】
◇大キャンペーンの裏で安売りは浸透
◇旧住民500円、新住民700円の上乗せ
◇東京新聞は返金、産経・日経は「関知せず」
◇指摘後に正常化も、発行本社は重い経費負担せず
◇新聞のテリトリー制も危機に
◇「値引きはできません」と断言できない新聞社
◇毎日の販売店はあっさり1,000円値引き
◇まるで利己主義の塊、狙いは卸価格維持のみ
◇大キャンペーンの裏で安売りは浸透
今年の6月、公正取引委員会が独禁法の新聞特殊指定の堅持を決定し、新聞業界の規制緩和は、 進まないことになってしまった。この決定が下されるまでの半年、新聞業界が政界を巻き込んた特殊指定堅持の大キャンペーンを、紙面まで使って展開したこと は記憶に新しいが、その時の主張は、特殊指定がなくなると「同一紙・同一価格」の原則が崩壊する、というものだった。
ところが、維持されているはずの新聞の定価販売について、意外な話が耳に入るようになって久しい。2004年11月には、マイニュースジャパンが「あなた、新聞にいくら払っていますか?」と題するレポートを掲載し、販売店サイドから安売りの実態を紹介した。だが、安売りだけでなく、逆に、上乗せもされているというのだ。
◇旧住民500円、新住民700円の上乗せ
通常の購読料よりも高い額が徴収されるケースとして、栃木県那須町の例を紹介しよう。
那須町には、二枚橋という山間部の地域がある。町の中心部からは10キロも離れている辺鄙な地である。戸数は20軒ほど。つい半年ほど前まで、新聞 は那須町の中心部にある中田新聞舗(仮名)が郵便局に委託して、第3種郵便という形で配達されていた。郵便物扱いであるから、早朝には届かない。休日の配 達はない。さらに折込チラシは折り込まれていない。
ちなみに中田新聞舗は、新聞社の専属店ではなく、独立して全紙を扱う合売店である。だからこの地域の人々は、セールス・トークや景品に左右されることなく、自分で読みたい新聞を選んでいる。
上乗せされた新聞の価格を問題にしたのは、二枚橋に住む佐藤薫さんという女性である。佐藤さんによると、2006年の6月まで、新聞の配達料として通常価 格に700円を上乗せした額を徴収されていたという。しかも、上乗せ料金の額は、二枚橋に昔から住んでいる住人と佐藤さんのように新しい住民との間にも差 があったという。昔からの住人は、500円だったそうだ。
◇東京新聞は返金、産経・日経は「関知せず」
新聞の値引き販売が違法行為であると知ったのは、皮肉なことに、新聞業界が大々的に繰り広げた特殊指定堅持のキャンペーンを通じてだった。
当時、佐藤さんは東京新聞を購読していたのであるが、再販価格が守られていない問題を指摘したところ、東京新聞の販売部長と中田新聞舗の店主がやってきて、過去にさかのぼって、上乗せ料金を返済したという。この経緯については、佐藤薫さんが「新聞料金、17年も上乗せ徴収の事実 特殊指定「同一価格」の嘘」と題するレポートをマイニュースジャパンで公にしている。
佐藤さんは、東京新聞を購読する前は、産経、日経、朝日などを購読していたという。このうち朝日は、中田新聞舗とは取引がない、と説明した。産経は、口頭で次のようなコメントを寄せた。
「社としては割り引きの問題は関知していません。佐藤さんのご了解を戴いて追加料金を支払ってもらっていたと聞いている。基本的には、販売店と購読者の問題ではないかと認識しております」
佐藤さんは日本経済新聞社の読者応答センター(広報グループ長・高橋)に対し、ファクスで上乗せ料金の返還などを求めたが、無視され続けた。
続きはMyNewsJapanで
http://www.mynewsjapan.com/kobetsu.jsp?sn=549
2006年12月01日13時10分
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