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□【SUNDAYウォッチ】 テレビ政治と「藤原紀香、参院出馬」 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0611/0611194969/1.php
【SUNDAYウォッチ】 テレビ政治と「藤原紀香、参院出馬」 2006/11/20
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「いじめ自殺」「タウンミーティングのやらせ」。学校現場の混乱をよそに衆院では教育基本法を与党が単独採決。野党は今後審議拒否の構えだ。国民には何が何だかさっぱり分からない。当然、テレビは女優・藤原紀香さんの結婚発表の方をはるかに華々しく扱った。「藤原紀香、参院出馬」はテレビ政治の行く末を暗示してはいないだろうか。
■報道2001(フジテレビ)
●核武装問題
ゲスト:久間章生・防衛庁長官/舛添要一・参院自民党政審会長/中西輝政・京大教授/潮匡人・評論家(元自衛官)
ゲストのコメントは以下―
北朝鮮は核を持ちたい。(核開発を)進めたい意志があるから油断できない。日本の核保有は(自民党内で)賛成の人はほとんどいない。(北朝鮮が)1発撃ったら10発アメリカが撃ち返すのがいい。そのために日米安保がある〜久間防衛庁長官〜
北朝鮮は核実験に一部成功している。自衛隊はプロの現場なので、緊張が走ったということはない。しかしテポドンは現実的に緊張をもたらす。99.99パーセントの自衛官は自前の核は否定している。だが政府が否定している「持込み」については、疑問を持っている自衛官は少なくない。日本政府は良くも悪しくもあいまいな態度をとっている。もっとあいまいにしたほうが、抑止力は高まる。(戦力に重大な変化が生じる際の)事前協議をはずすとか〜潮氏〜
6カ国協議で、北の核は取り上げるんだという強い意志を持ってやってほしい。来年の今頃北が核を放棄していなければ、NPT体制は崩壊する。日本の核保有は私1人になっても反対する。テポドン危機……米の核は抑止力。持ち込ませずは撤廃しなければならない〜中西教授〜
(北の核の)小型化、弾頭化は何としてでも避けねばならない。時間が経てば経つほど(北が)優位になる。そんな状況は避けねばならない。(核議論は)中西先生のような人が議論するのはいいけど、政治家が口にした場合、間違ったメーセージとなる危険性がある〜舛添氏〜
●税
ゲスト:津島雄二・自民党税調会長/本間正明・政府税調会長/藤井裕久・民主党代表代行/高木剛・連合会長
――
番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●タウンミーティング「やらせ」問題
●教育基本法、衆院単独採決
レギュラー評論家陣のコメントは以下―
多くの人に納得してもらえることが必要。国家が管理すると現場が上を向くようになる〜田中秀征・政治評論家〜
教育基本法は憲法改正と並ぶ自民党の2大悲願。慎重論も与党内にあったが、総理が踏み切った。自民党のねらいは日教組の否定。校長先生が力を持っていなかった〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
教育は10年、20年経って結果が出る。でも結果が出た時は遅い〜幸田真音・作家〜
●福島に続いて和歌山県知事逮捕、宮崎でも談合発覚
皆が知っていたこと。県庁の裏金と同じ。道州制の問題とも絡んでくる。談合は必要悪というのが(県)議会のなかにある。今までは知事が関与していないように見せかけていた〜岸井成格氏〜
(県知事の大統領的な権限に世論の批判を向けさせ、道州制に導こうとする官邸の意図だろうか.)
見返りを求める人を近づけなければいい。近づいてくること自体問題。腹を据えて選挙をやる必要がある。議会がチェックできなくなっている〜田中秀征氏〜
●米中間選挙後、相次ぐブッシュ政権批判
・イラク政策めぐり紛糾。米中央軍アビザイド司令官は現状維持
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
世界バレーが項目順位トップだろうか?亀田をヒーローに仕立てあげようとしたのと病根は同じだ。
「我田引水のTBSに喝ーッ!」
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●フィギュア安藤美姫、パリ大会でも好調
●日本ハム、優勝パレード
●「悠ちゃん」皇居内でお宮参り。愛子さま、着袴の儀
“皇室アルバム”の再現バージョンだった。
●秋田県、男児殺害
――
番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■日曜討論(NHK)
●どう止める北朝鮮の核
ゲスト:柳井俊二・前駐米大使/添谷芳秀・慶応大学教授/国分良成・慶応大学教授/リージョンウォン・立教大学教授
・中間選挙後、米国の対応は
・韓国の対応は
・中国の対応は
↓
・6カ国協議、北朝鮮はどう動く
↓
・対話と圧力
↓
・日本核保有の議論
↓ ↓
・番組の結論として北朝鮮核放棄への道筋
まるで大学の講義のような長くて説明調の添谷教授の発言に司会者が「手短に」と制する場面もあった。
すでに新聞、雑誌等で目にしたような情報しか出てこない、あるいは大学の講義のような話しのオンパレード……偏っているとはいえ、「報道2001」(フジテレビ)の方が、北朝鮮の核をめぐる問題の所在が見えた。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●「教育基本法」5党国対委員長徹底討論
ゲスト:二階俊博(自民)/漆原良夫(公明)/高木義明(民主) /穀田恵二(共産)/重野安正(社民)
教育基本法改正案は15日、野党欠席のまま与党が衆院で単独採決した。国民にしてみれば、議論が見えなかった。田原総一朗は民主党の欠席戦術、審議拒否を厳しく追及した。
田原は自民党と民主党の教育基本法案をボードで示しながら「どこが違う?」
高木(民主)「心は内面…」
田原「そんなヘリクツ言うな!」
「ほとんど違わないのにそうして欠席するの?」
(中略)
「民主党はどうすれば(審議に)出るの?」
「与党が衆院に差し戻さない限りでない?」
高木「ハイ」
田原「民主党は与党が(法案を)衆院に差し戻さない限り出ないそうです。はいコマーシャル」
〜ここでCM〜
田原は「与党は審議する気があるのか」を漆原氏(公明)に尋ねた。
「ありません。議長は『手続きに瑕疵はなかった』と言っている」と漆原氏は言下に否定した。
コメンテーター席から財部誠一氏(ジャーナリスト)がいみじくみも指摘した。「国民を排除して権力争いをやっている」
田原も「これ(民主党の審議拒否)はサボタージュだ」と追い詰めた。
「中途半端はしない」と強がる高木氏(民主)に「中途半端なんて余計なことは言わなくていい。アンタ、何言ってんだ!」と田原は容赦なく浴びせた。
〜再びCM〜
【電視解剖】
コマーシャル中に高木氏(民主)が決断したそうだ。もし与党が誠意ある対応をするなら、民主党は議論(参院)の場に出る、という。
誠意ある対応とは「タウンミーティングのやらせ」「未履修」の責任をはっきりさせることだ。
田原「誠意ある対応をしますね?」
二階(自民)「やります」
田原「与党が誠意ある対応をしたら民主党は出ますね?」
高木「はい、出ます」
番組のなかで事態が動くというのは、生放送ならではの醍醐味だ。世間の良識派は田原の挑発な手法を批判するが、「政治家はどう答えるのだろうか」と興味津々でついつい見てしまう。テレビの魔力とでもいうのだろうか。
薬師寺克行氏(『論座』編集長)は民主党の事情を次のように解説する―
「参議院と衆議院で意志統一ができていないのではないか。民主党の苦しいところ」
―ということは高木氏がいくら約束したからといって、参院の民主党はそうなるとは限らないということだ。番組は民主党の体たらくも炙り出してくれた。
●代理出産
ゲスト:根津八紘(諏訪マタニティクリニック院長)/吉村泰典(日本産婦人科学会・倫理委員会委員長)/枝野幸男(民主党衆院議員)/蓮舫(民主党参院議員)
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
(竹谷昇)
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