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□民放各社にみる、地震・津波報道の扱い [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0611/0611154778/1.php
民放各社にみる、地震・津波報道の扱い 2006/11/16
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15日の20時15分頃、千島列島の東北東約390キロ付近で、強い地震が観測された。この地震は、マグニチュードが8.1。震源の深さは約30キロとされる。気象庁は20時30分に津波警報を出し、警戒を呼びかけた。
地震・津波報道は、即メディアを通じてなされた。テレビ局各社では、番組の中で臨時ニュースを流すだけでなく、津波情報(東日本の地図を表示した社と、全国の地図で表示した社)を、継続して常時放送しつづけた(写真1)。
http://www.janjan.jp/media/0611/0611154778/img/photo10.jpg
ただ、いわゆるコマーシャル放映では対応が分かれた。津波の第1波ないしは第2波、第3派が予想される22時〜23時にかけては、コマーシャル内に同様の表示を継続して情報提供しつづけたのは、フジテレビとテレビ朝日であった(写真2)。
http://www.janjan.jp/media/0611/0611154778/img/photo11.jpg
一方、日本テレビ、TBS、テレビ東京は、コマーシャル内では一旦津波情報をはずして、通常通りの放映を行った。
◆22:00〜23:00の放映状況
テレビ局 番組中 CM
日本テレビ 〇 ×
TBS 〇 ×
フジテレビ 〇 〇
テレビ朝日 〇 〇
テレビ東京 〇 ×
番組を提供してくれるスポンサーのコマーシャル枠で、その画面の一部を使っての情報提供には、困難なことが予想される。しかし、自然災害は人の生命・身体・財産に重大な影響を与えかねないきわめて重要な公共情報である。しかも、常時放映は、情報の受け手(視聴者)側にとっても便宜的である。今後、民放各社は、コマーシャル中であっても、絶えず災害情報を提供することを願いたい。
(初鹿真一)
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