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落ちた国際競争力 最下位を徘徊する状態、中国、印度、露、メキシコより劣る
<米商業会議所・5か国を6年前と比較>
ブラジルは社会経済指数でみて過去6年間で国際競争力を失い、新興市場諸国のBRICsの4か国にメキシコを加えた5か国中でランキングが最低に下がったという判定がブラジル米商業会議所とブラジルの競争力運動MBCの調査で出されている。2千年に実施された第1回調査時にはブラジルは僅かにロシアよりは上位であったが、今回も中国がトップのままで、次いでインドが一段上がり、メキシコが2位からブラジルと共に最下位に並んだ。最下位ながらもメキシコが僅かに少々優位にあるという。
競争力比較では24項目が世銀Birdや国連などの資料を基に選ばれたが、コスト、資本競争力(カントリーリスク、実質金利)、税負担率、汚職度などが主体に比較され、官僚主義、インフラ、特許、労働力などの経営コストも対象とされた。
ブラジルは2千年当時と比較すれば改善はされたが、中でもカントリーリスクはこの6年間で727・34点から397・21点へと下がり、支払い上の問題改善では見るべきものがあるとJPモルガンの格付から指摘しているが、それでも他の国々との比較では2位から4位に下がっている。
ブラジルは比較の24項目中で良くなったのは僅かに2項目で、22項目は悪化か進展が見られない状態。労働法では労働過保護で78点だったのが現在は42点へと改善したが、それでもロシアに次いでまだ最低のランキングである。
司法活動はインドよりは上の程度で下から2番目だし、税負担率や金利の高さ、起業、税関検査時間、インフラ不備、政治の不透明さなどでもブラジルは問題だらけ。
税負担率などは中国やインド、メキシコの2倍もあり、直接投資面で優れるとなっているものの、今後ランクを上げるには税金の引き下げ、公共経費の削減、官僚主義の軽減などが基本的に必要だと指摘している。