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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061221-00000507-reu-bus_all
[ブリュッセル 20日 ロイター]
欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は20日、フランス政府当局者がECBの独立性を抑制するよう求めていることに対し、フランス国民はECBの独立性を支持しているとし、この要求をけん制した。
トリシェ総裁は、欧州議会の経済金融委員会で「ユーロ導入までの5年間、私自身、独立性を保つフランス銀行(中央銀行)を運営した。4年後には、欧州で最高水準の信任を得た」と指摘。
「この期間を通じて、フランス国民の70%がわれわれの金融政策を支持した。現在もフランス国民と欧州全体から同様の支持を得ていると信じるあらゆる理由がある」と述べた。
サルコジ国務相兼内務・国土開発相は前週、ECBが、存在していないと思われるインフレ問題への対策に集中的に取り組んでいるとしてECBを非難。18日にも、批判を繰り返していた。
トリシェ総裁は、これに対し、世論調査の結果を挙げて反論。「物価安定を確保するためにECBが政府から独立することは重要か、との質問に対し、ユーロ圏では73%の(肯定的な)回答があった。フランスでは75%で、ユーロ圏の平均をやや上回った」と述べた。