★阿修羅♪ > 国家破産48 > 739.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBJO1815.html
ファイザー、増配とキンドラーCEOの会長兼任を発表
ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米医薬品大手ファイザー(NYSE:PFE)は18日、配当を21%増やすとともに、ジェフリー・キンドラー最高経営責任者(CEO)が19日付で会長を兼任すると発表した。
同社によると、来年1−3月期の配当を現行の24セントから29セントに引き上げる。この配当は、2月9日時点で株主名簿に記載されている株主に、3月6日に支払う。同社はまた、医薬品候補化合物開発のための投資も継続するとした。
同社の今年の配当利回りは3.8%と、業界平均を上回る水準。
ファイザーは1年少し前、四半期配当を19セントから26%引き上げ24セントにすると発表し、株価下落に不安を覚えていた株主を安心させようとした。投資家はかつて、同社は成長株であると見なしていたが、現在は、先行き成長が大幅に鈍化するとみている。
ファイザーは2日、善玉コレステロール(HDL)を増やすとされた治験薬トルセトラピブ(一般名)について、安全性の問題のためすべての臨床試験を打ち切ると発表した。この発表後、最初の営業日の4日には、時価総額が11%近く(200億ドル以上)減少した。
18日終値は、前週末比0.19ドル(0.74%)高の25.83ドル。それでもトルセトラピブの臨床試験打ち切り発表前日の終値を約7%下回る水準。その後の時間外取引では一段高となり25.98ドルで取引されている。
これとは別に同社は、ジェフリー・キンドラーCEOがヘンリー・マッキンネル会長から会長職を引き継ぎ兼任すると発表した。キンドラー氏は7月、マッキンネル氏からCEO職を引き継いだ。マッキンネル氏は来年2月、同社を去るとともに取締役も退任する。
筆頭社外取締役のスタンレー・アイケンベリー氏はプレスリリースで「キンドラー氏を会長に指名したのは、取締役会が、同氏のリーダーシップを評価していることを示しているとともに、医薬品業界がかつてないほどの変化にさらされるなかでもファイザーの将来に自信を持っていることを意味している」とした。
キンドラー氏は大幅な増配について「株主の投資収益を拡大するという当社の主要目標の1つを達成するために重要なステップ」と説明した。