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(回答先: 外資のねらいは今度は家電業界? 投稿者 Palapala 日時 2006 年 12 月 14 日 16:02:35)
http://plaza.rakuten.co.jp/hirameki50/diary/200612100000/
創業60数年を誇るサムソングループの中核企業サムソン電子は創業40年を迎えようとしている。
今では世界有数のグローバル企業として世界的にも、その名を知らないものは無い。
創業当時は日本の三洋電機の韓国工場として家電製品の生産を行っていた。
その一街工場があっという間に三洋電機を追い抜き世界的ブランドを確立した。
その裏にはどんな戦略を取ったのであろうか。
「強い企業」、「世界のブランド」を目指したサムソン電子の強さの秘密に迫ってみた。
サムソン電子はソウルから車で約1時間の水源(スウォン)という都市に本社を構える。
本社ビルは巨大な30数階建てのビルが2棟、ここには約3万人の研究者が勤務しており、生産は全て中国などの周辺アジア諸国で行っており、所謂ファブレスメーカである。
本社では研究・開発がメインで毎日朝方まで殆どの窓に明かりが灯る。
サムソン電子の強さの秘密の一つに徹底した教育制度があげられる。
部長クラスまで、各クラス別に毎年1ヶ月ほどの研修があり、新技術、業務、マーケティング、道徳などを徹底教育すると言う。
毎年行う理由は「人は忘れる動物」だからである、毎年繰り返し行うのが日々の徹底に繋がるのである。
サムソン電子のどの社員と飲んでも、必ずサムソン電子側が払う、絶対にどのクラスの社員でも、どのような場所においても饗応を受けてはならないという。
これは饗応は何れ不正な取引などに繋がるということからだという。
これらの教育と社員の行動の徹底はトップから新入社員まで行き届いている。
もう一つ、見逃せないのが世界各国から集めた技術顧問制度。
今現在で200名以上と言われている。
液晶、ICチップ、ソフトウェアなど優秀な各国の各企業で働く現役技術者を顧問としている。
日本の某液晶メーカではこれを阻止するために70歳まで終身雇用とする制度を緊急施策として打ち立てたほどである。
その顧問に対する待遇はもの凄いものが有るとも言われている。
それだけではない、社員に対しても報酬や各制度などかなり充実している。
従って、辞める社員も少なく、技術の流入は有っても流出は少ないのである。
私は、サムソン電子の本社ビルを見るたびに、社員と話をする度に「今に世界一の座も夢ではないだろう」と思わざるを得ないのである。