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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2006&d=1210&f=business_1210_001.shtml
人民銀:不動産価格下落で金融リスク発生の可能性
2006/12/10(日) 09:38:03更新
中央銀行である中国人民銀行は7日、「中国金融報告(2006)」を発表した。それによると、中国国内では今後、不動産価格の下落に伴う金融リスクが発生する可能性が高いと警告している。中国新聞社が伝えた。
同報告書によると、不動産価格の高騰に伴い、銀行は貸付規模を拡大してきたが、その不動産市場の先行きには不透明感があり、潜在的なリスクがあると指摘。不動産の価格が大幅に下落すれば、抵当価値も減少して銀行の資本基盤は脆弱化する。その結果「貸し渋り」が発生し、不動産価格の下落がさらに加速するといった悪循環を招きかねないとしている。
スタンダード・チャータード銀行では、06年前半にはマクロ調整策の影響で、約240億ドルのホットマネーが中国から流出し、それが不動産価格の上昇を抑える要因になったと指摘している。
人民銀は、現在のところ住宅の需要は供給を上回っており、商品房(商品物件)への積極的投資は続いていると指摘。その上で、住宅価格高騰の要因である過熱投資は引き続き抑制していくとしている。
また、同報告書によると、05年末時点での中国16銀行の個人住宅ローンの合計残高は、前年同期比1772億元増の2兆258億元だった。(編集担当:栗山香子)