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http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/20061207NTE2IFT0106122006.html
英HSBC、不良債権増え第3四半期の収益成長鈍化(12/6)※
世界第3位の銀行である英HSBCが、英国での事業と米国の不動産担保ローン事業で不良債権が引き続き増大しているために、第3四半期の収益成長が鈍化したと発表した。
HSBCによると、第3四半期の財務成績は前年同期を上回ったものの、一部市場における貸し出し抑制方針や季節的要因による投資業務の業績低迷など様々な要因により収益成長が鈍化したという。
英国では、個人による自己破産件数が伸び続けていることから不良債権が増大しつつある。CEOのマイケル・ゲイガンはアナリスト向けのカンファレンスコールで、英国の破産件数の増加は中期的には「勢いが衰えるようには見受けられない」と述べ、「政府と業界が検討すべき課題」と指摘した。英国内の債務不履行は、2006年1月〜9月の9カ月間で65%増の7万7441件に達した。HSBCはまた、米国の不動産担保ローン事業で不良債権が予想以上に発生したことを明らかにした。
一方、アジア太平洋地域では、第2四半期に高い水準を記録した台湾とインドネシアのクレジットカード・ローンの減損費用が第3四半期には減少。同銀では、中国とインドのほか、ベトナムやインドネシアなど小規模な市場が利益に占める割合が今後増えると予測している。
銀行業務は好調で、年初来の法人営業、投資銀行及び資本市場部門 の税引前利益は、前年度を上回った。ただ、第3四半期は7月と8月のトレーディング収益が減少したことから業績が低迷した。一方、プライベート・バンキング部門は好調で、2005年の税引前利益率を上回っている。
HSBCの06年1−6月の税引前利益は、投資銀行業務と新興市場における力強い成長に押されて、18%増の125億ドルとなった。
(英フィナンシャル・タイムズ特約)