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「為替」 予想上回る米ADP雇用統計でドル買い戻し、ドル・円反発115.31円/ニューヨーク外国為替市場概況
「予想上回る米ADP雇用統計でドル買い戻し、ドル・円反発115.31円」ニューヨ
ーク外為市場概況 2006年12月7日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片
山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:24JST 「予想上回る米ADP雇用統計でドル買い戻し、ドル・円反発115.31円」
【ロンドン市場概況】
6日のロンドン外為市場では、ポジション調整とみられるドル買いが全般的に優勢
となった。ユーロ・ドルは、1.3319ドルから軟調になり、1.3280付近でストップロ
スの売りがみられ、1.3258ドルまで下落した。ポンド・ドルは、イギリス10月の製
造業生産と鉱工業生産が予想に反して下落したこともあり、1.9730ドルから1.9632
ドルまで下落した。ドル・スイスは1.1920フランから1.1994フランまで上昇し、ド
ル・円は114円71銭から115円14銭まで上昇、ユーロ・円は152円81銭から152円45銭
まで下落した。
【経済指標】
独・10月製造業受注:前月比-1.1%(予想+1.1%、9月-3.0%←-2.5%)
英・10月製造業生産:前月比-0.4%(予想+0.2%、9月0.0%)、2005年10月以来の大
幅低下
英・10月鉱工業生産:前月比-0.8%(予想+0.1%、9月+0.2%)、2005年8月以来の大
幅低下
中・11月貿易黒字:223.7億ドル
中・1-11月貿易黒字:1570億ドル、1-11月の輸出は前年比+27.5%、輸入は+20.5%
【要人発言】
デュトレイユ仏中小企業相
「フランスはユーロ高に適応すべき、ECBには利上げの理由がある」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:114円99銭、ユーロ・ドル:1.3275ドル、ユーロ・円:152円63銭、ポン
ド・ドル:1.9663ドル、ドル・スイス:1.1969フラン
【ニューヨーク市場概況】
6日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米11月ADP雇用統計が6月以来最大の伸
びとなった事を受けた債券利回り上昇や、8日の日本7-9月期GDP改定値発表を控えた
ショートカバーに114円86銭から115円31銭まで上昇し、ほぼ高値で引けた。ユー
ロ・ドルは、米ADP雇用統計発表後に1.3255ドルまで下落したが、中銀筋の買いに
1.3320ドルまで反発し、1.3285ドル前後で引けた。ユーロ・円は資本筋の買いに152
円63銭から153円17銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.9618ドルまで下落後1.9713ド
ルへ反発し、ドル・スイスは1.1989フランまで上昇後1.1918フランへ下落した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内までの利下げ確率6.2%←9.3%で変わらず、来年3月までの4.75%への利下げ確
率39.5%←50.7%、来年6月までの4.75%への利下げ確率55%←68%
【原油市場】
原油相場は小幅下落。週次の原油在庫が製油所の稼働率上昇や米北東部の気温低下
を受けて2週連続の減少となり、事前に在庫増加が予想されていた影響から朝方は強
含んだ。しかし、OPECの減産計画の未達観測を受けて追加減産の決定、それによる
価格押し上げ効果に対する懐疑的な見方が強まることで積極的な買いは続かず、引
けにかけてじり安となった。NY原油先物価格は63ドルまで上昇後に失速し62.19ドル
(前日比-0.24ドル、-0.3%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は下落。11月のADP雇用統計を受けて長期金利が上昇したことで、終日軟
調な展開となった。セクター別では商業サービス・用品やヘルスケア機器・サービ
スが上昇する一方で運輸や自動車・自動車部品が軟調。経営幹部の人事刷新を発表
したヤフー(YHOO)が2.3%下落。シティグループが投資判断を引き下げたレンタル
ビデオ/DVDのブロックバスター(BBI)も軟調。またリーマンブラザーズが慎重な見
方を示したオラクル(ORCL)も売られた。一方でLBOの買収候補になる可能性が高い
としてクレディスイスが投資判断を引き上げた大手書店のバーンズ&ノーブル
(BKS)が4.8%高となった。ダウ構成銘柄では、2007年の利益予想がアナリストの事
前予想を下回ったことでメルク(MRK)が小幅下落。結局ダウは22.35ドル安の
12309.25、ナスダックは6.52ポイント安の2445.86で取引を終了した。ADP雇用統計
では非農業部門雇用者数が15万8千人増となっており、現在10万人と予想されている
金曜日の雇用統計も予想を上回ると見る向きが増えている。
【通貨オプション】
ドル・円は、ADP米11月民間雇用者数が予想を上回る上昇を示した事でショートカ
バーが先行した。オプション市場では、ドル・円の昨日と同水準での揉み合いを受
けて動意が乏しく1週間物は9.0%、1ヶ月物は7.900%、3ヶ月物は7.775%、6ヶ月物
は7.725%でそれぞれ昨日と同水準での取引となっている。
しかしながら、中期での円先高観は根強く、引き続き円コール買いは堅調で、25デ
ルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は+1.3000%で昨日と同水準だが、3ヶ月物は
+1.350%から+1.400%、6ヶ月物は+1.425%から+1.525%へそれぞれ拡大した。
【経済指標】
米・11月ADP雇用統計:前月比+15.8万人(予想+10万、10月+12.8万人)
米・週次MBA住宅ローン申請件数(12/1時点):前週比+8.1%、前回-3.9%
米・週次原油在庫(12/1時点):前週比-105万バレル(予想+50万バレル、前回-36
万バレル)
カナダ・10月住宅建築許可件数:前月比+6.1%(予想-1.5%、-2.4%←-2.5%)
カナダ・11月Ivey購買部協会指数:52.8(予想60、10月59.9)
南ア・9月小売売上高:前月比+13.6%(予想+8.5%、8月+8.8%←+8.7%)
南ア・10月鉱工業生産指数:前月比+0.2%(9月+0.4%←+0.2%)、前年比+7.5%
(予想+4.4%、9月+2.1%←+1.9%)
南ア・10-12月期消費者信頼感指数:18(前期17)
【金融政策】
NZ準備銀行:政策金利7.25%で据え置き
【要人発言】
ブラウン英財務相
「06年英経済成長見通しを2.75%に上方修正」
「07年英経済成長見通し2.75-3.25%は変わらず」
「08年まで、インフレは目標水準に留まる」
イラン石油省関係者-テヘラン・タイムズ紙
「イランの原油売却に際しこれまでのドルに変わりユーロでの決済始まる」
NZ準備銀行
「NZ経済はソフトランディングを切り抜けた」
「見通しから追加利上げの可能性」
「追加利上げを除外できず」
「インフレ圧力は持続しており利上げの可能性上昇」
「景気拡大は予想以上に強い」
「NZドルの上昇は正当化できない」
「06年インフレ見通し3.8%から2.7%へ下方修正、07年、08年は2.7%」
「07年3月までの景気見通し2.1%へ引き上げ、08年3月までは2.7%」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 114.80 115.31 114.71 115.29
ユーロ・ドル 1.3308 1.3319 1.3255 1.3284
ユーロ・円 152.78 153.17 152.45 153.13
ドル・スイス 1.1931 1.1994 1.1918 1.1961
ポンド・ドル 1.9698 1.9730 1.9618 1.9664
株式市場:
NYダウ 12328.72 12335.45 12294.83 12309.25
ナスダック 2446.54 2451.86 2436.47 2445.86
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.573 4.599
米国債10年物 4.440 4.485
先物市場:
NY金先物 641.0 644.3 635.5 635.9
NY原油先物 62.43 63.00 61.85 62.19
シカゴ日経平均先物 16365 16400 16315 16405
(フィスコ) - 12月7日7時27分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061207-00000002-fis-brf