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「為替」 予想上回る米ISM非製造業指数で景気懸念後退、ドル反発114.43円⇒115.19円/ニューヨーク外国為替市場概況
「予想上回る米ISM非製造業指数で景気懸念後退、ドル反発114.43円⇒115.19円」ニ
ューヨーク外為市場概況 2006年12月6日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京
子/片山 善博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:29JST 「予想上回る米ISM非製造業指数で景気懸念後退、ドル反発114.43円⇒115.19円」
「予想上回る米ISM非製造業指数で景気懸念後退、ドル反発114.43円⇒115.19円」ニ
ューヨーク外為市場概況 2006年12月6日(水曜日)−株式会社フィスコ 平松 京
子/片山 善博
*:JST 「予想上回る米ISM非製造業指数で景気懸念後退、ドル反発114.43円⇒115.19
円」
【ロンドン市場概況】
5日のロンドン外為市場では、東京市場引け際に強まった円買いの動きが、水野日
銀審議委員のタカ派的発言(講演要旨)を受けてさらに強まり、ドル・円は115円04
銭から114円57銭まで下落し、ユーロ・円も153円13銭から152円61銭まで下落した。
ユーロ・ドルは、ユーロ・円の下落に連れて1.3327ドルから1.3297ドルまで下落、
ユーロ・円の売り一服後1.3334ドルまで買い戻された。ポンド・ドルは1.9734ドル
から1.9786ドルで、ドル・スイスは1.1925フランから1.1966フランで取引された。
【経済指標】
ユーロ圏・10月小売売上高:前月比+0.3%、前年比+1.1%(前月比予想+0.3%、9
月-1.0%←-0.6%)
ユーロ圏・11月サービス部門PMI:57.6(予想56.5、10月56.5)
独・11月サービス部門PMI:56.8(予想54.3、10月54.0)
仏・11月サービス部門PMI:58.8(予想61.0、10月61.0)
英・11月サービス部門PMI:59.8(予想58.8、10月59.3)
【要人発言】
水野日銀審議委員(講演要旨)
「全ての経済指標が力強くなければ利上げできないわけではない」
「遠くない将来の利上げ実施、展望リポートに沿って推移との自信必要」
「現時点では景気踊り場後に後退局面に入るような状況ではない」
「イールドカーブフラット化、市場では景気後退のシグナルと判断する見方少なく
なっている」
「金融政策効果は時間的にラグがある、日銀はいつでも動ける構えで準備」
安倍首相
「金融政策によって経済を支えて欲しい」
「金融政策は日銀の専管事項」
「安定的な経済成長目指し、政府・日銀の協調大切」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:114円62銭、ユーロ・ドル:1.3333ドル、ユーロ・円:152円75銭、ポン
ド・ドル:1.9770ドル、ドル・スイス:1.1926フラン
【ニューヨーク市場概況】
5日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は予想下回る米7-9月期非農業部門労働
生産性、単位労働コスト改定値を受けた債券利回り低下に伴い114円43銭まで下落し
たが、米11月ISM非製造業指数が予想外に上昇し、景気悪化観測が後退したことから
115円19銭まで反発し、米ファンド筋の戻り売りに抑えられ114円90銭前後で引け
た。
ユーロ・ドルは好調な米ISM非製造業指数を受けて、ストップを巻き込み1.3364ドル
から1.3287ドルまで下落したが、中銀筋やリアルマネー筋の買いに1.3320ドル前後
に戻して引けた。ユーロ・円はドル・円の反発につれて152円69銭から153円28銭ま
で上昇した。ポンド・ドルは債券償還利払い絡みのポンド・円絡みの売りに1.9808
ドルから1.9679ドルまで下落し、ドル・スイスは1.1880フランから1.1955フランま
で上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内までの利下げ確率9.3%で変わらず、来年3月までの4.75%への利下げ確率
50.7%←53.5%、
来年6月までの4.75%への利下げ確率68%←70%
【原油市場】
原油相場は前日比ほぼ変わらず。米北東部の気温低下に伴い暖房油の需要が拡大し
始めているとの観測を受けて買い先行スタートしたが、本日発表された調査機関に
よるOPECの11月生産量予想の多くがOPEC減産計画の未達を示したことで上値は限ら
れ、前日終値を挟んだ値動きが続いた。NY原油先物価格は61.50-63.20ドルの間を上
下し、62.43ドル(前日比-0.01ドル)で取引を終えた。なお、6日発表予定の週次原
油在庫は前週比50万バレル程度の増加が見込まれている。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。11月のISM非製造業景気指数が58.9と予想を上回ったことを好感
し、終日堅調な展開となった。また7−9月期の労働生産性改定値で単位労働コスト
が大幅に下方修正されたことも支援材料となった。セクター別では、運輸やメディ
アが上昇する一方で不動産やソフトウェア・サービスが軟調。住宅メーカーのトー
ルブラザーズ(TOL)は減益となる決算を発表したものの、不動産市場が落ち着きつ
つあるとの見解を示した事で2.9%高。また自動車用品小売のオートゾーン(AZO)も
好決算を発表して上昇した。スターバックス(SBUX)はUBSの投資判断引き上げを受
けて3%高。一方で衛星ラジオのシリウスサテライト(SIRI)は、年末商戦序盤の売
上げが不調だったとして2006年の契約者数の予想を引き下げ売られた。ダウ構成銘
柄では、ディズニー(DIS)が2007年に楽観的な見通しを示したことで上昇。結局ダ
ウは47.75ドル高の12331.60、ナスダックは3.99ポイント高の2452.38で取引を終了
した。単位労働コストの下方修正を受けて早期の利下げに期待が高まっており、金
曜日の雇用統計に注目が集まっている。
【通貨オプション】
ドル・円は、日本の早期利上げ観測に伴う米ファンド筋の売りに8/7以来の安値と
なる114円43銭まで下落した。オプション市場では、安値を探る動きを受けて、特に
短期物での買いが先行し、1週間物は一時9.0%から9.6%まで上昇した。1ヶ月物は
7.800%から7.900%、3ヶ月物は7.750%から7.775%へそれぞれ上昇、6ヶ月物は
7.725%で昨日と同水準での取引となっている。 リスクリバーサルでは中期的円先
高観に伴い中期物円コール買いが先行しており、25デルタ円コール・ドルプット1ヶ
月物は+1.350%から+1.3000%へ縮小するものの、3ヶ月物は+1.325%から
+1.350%、6ヶ月物は+1.375%から+1.425%へそれぞれ拡大した。
個別では113円50銭-114円50銭などの下値ストライクの買い意欲が目立った。
【経済指標】
米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値:前期比+0.2%(予想+0.4%、速報
0.0%)
米・7-9月期単位労働コスト改定値:前期比+2.3%(予想+3.3%、速報+3.8%)
米・10月製造業受注指数:前月比-4.7%(予想-4.0%、9月+1.7%←+2.1%)
米・11月ISM非製造業景気指数:58.9(予想56.0、10月57.1)
チャレンジャー・グレイ・クリスマス社11月米企業人員削減予定数:前年同月比-
22.7%、76,773人(10月-14.9%)
メキシコ・11月消費者信頼感指数:106.8(予想110、10月110.1)
【金融政策】
カナダ中銀:政策金利を4.25%で据え置き
【要人発言】
カナダ中銀
「金利は中期インフレ目標に首尾一貫している」
「カナダ成長見通し、インフレは基本的に変わらず」
「07年後半のコアCPIは2%に低下」
「高い個人消費や住宅価格が上向きリスク」
「米景気減速が下方リスクで輸出に影響」
リプスキーIMF筆頭副専務理事
「ドル懸念する明確な理由はない」
「IMFは07年世界経済成長率を下方修正する可能性」
「ECBの金利引き上げは適切」
シュタインブリュック独財務相
「ドルの下落は通常の調整である」
「相場は、政治の影響から離れ、市場に任されるべき」
「07年ユーロ12カ国のインフレは2%以下」
「06年独経済成長は少なくとも2.5%」
「相場の激しい動きは避けられるべき」
ブルトン仏経済財務産業相
「ユーロ圏高官は通貨変動に警戒している」
「EU12カ国のインフレは抑制されている」
「ユーロの大きな変動は景気拡大を損う」
ラジャンIMF調査局長
「ドルは中期的に更なる下落の可能性がある」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 114.98 115.19 114.43 114.89
ユーロ・ドル 1.3312 1.3364 1.3287 1.3319
ユーロ・円 153.04 153.28 152.61 153.00
ドル・スイス 1.1958 1.1967 1.1880 1.1923
ポンド・ドル 1.9757 1.9808 1.9679 1.9732
株式市場:
NYダウ 12283.69 12335.37 12276.08 12331.60
ナスダック 2455.90 2459.51 2445.14 2452.38
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.540 4.575
米国債10年物 4.423 4.444
先物市場:
NY金先物 650.0 654.2 644.0 647.9
NY原油先物 63.00 63.20 61.55 62.43
シカゴ日経平均先物 16290 16355 16270 16335
(フィスコ) - 12月6日7時39分更新