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「為替」 米Q3GDP上方修正、景気拡大継続示すベージュブックでドル堅調/ニューヨーク外国為替市場概況
「米Q3GDP上方修正、景気拡大継続示すベージュブックでドル堅調」ニューヨーク外
為市場概況 2006年11月30日(木曜日)−株式会社フィスコ 平松 京子/片山 善
博
[ニューヨーク外国為替市場概況]
*07:34JST 「米Q3GDP上方修正、景気拡大継続示すベージュブックでドル堅調」
【ロンドン市場概況】
29日のロンドン外為市場では、ユーロ・ドルは、ポジション調整のユーロ売りが
目立ち、1.3181ドルから1.3148ドルまで軟調推移になった。ドル・円も買い戻しが
優勢になり115円90銭から116円29銭まで上昇し、ユーロ・円は152円76銭から153円
10銭で上下した。ポンド・ドルは1.9508ドルから1.9470ドルまで下落し、ドル・ス
イスは、スイスの景気先行指数が予想を下回ったこともあり、1.2052フランから
1.2090フランまで上昇した。
【経済指標】
英・10月消費者信用残高:+11.06億ポンド(予想+9億ポンド、9月+9.59億ポンド)
南ア・10月消費者物価指数:コア前年比+5.0%(9月+5.1%)、全体+5.4%(9月
+5.3%)
スイス・11月KOF景気先行指数:1.73(予想1.90、10月1.95←2.00)
【要人発言】
アルムニア欧州委員(経済・通貨問題担当)
「ユーロの水準に警戒を抱く理由はない」
シュタルクECB理事
「為替相場についてG7声明以上に言うことはない」
「G20による世界の金利水準正常化に向けた要請を支持」
塩崎官房長官(11/24経済財政諮問会議議事要旨)
「長期金利上昇は景気にマイナスの事態招く恐れ」
ドビルパン仏首相
「最近のユーロ高が競争力を圧迫している」
「10月の仏失業率、前月と同じ8.8%となる見通し」
「ユーロ1.23-1.28ドルが妥当な水準」
【ニューヨーク市場寄付】
ドル・円:116円39銭、ユーロ・ドル:1.3163ドル、ユーロ・円:153円11銭、ポン
ド・ドル:1.9521ドル、ドル・スイス:1.2078フラン
【ニューヨーク市場概況】
29日のニューヨーク外為市場では、ドル・円は米系筋主導の買いに116円47銭まで
上昇後、低調な米10月新築住宅販売件数を受けて一旦115円88銭まで反落したが、べ
ージュブックが多くの地域で緩やかな景気拡大が継続しているを示した事で116円35
銭前後に買い戻されて引けた。
ユーロ・ドルは予想を上回る米Q3GDPの上方修正やM&A絡みの買い、米銀のユーロ下
落予想を受けて1.3130ドルまで下落したが、押し目での中銀筋などの買いに下げ渋
り1.3178ドルに反発し、1.3155ドル前後で引けた。ユーロ・円は本邦輸出や利食い
の売りに152円64銭まで下げた後、153円14銭まで反発した。ポンド・ドルは1.9541
ドルから1.9435ドルまで下落し、ドル・スイスは1.2058フランから1.2117フランま
で上昇した。
【FF先物米金利変更織り込み率】
年内までの利下げ確率6.2%で変わらず、来年3月までの利下げ確率67.6%で変わら
ず、来年6月までの利下げ確率84%←92.0%
【原油市場】
原油相場は3日続伸し、約2ヶ月ぶりに62ドル台を回復した。週次在庫統計において
寒波到来の予報によって注目の集まる留出油在庫(暖房油を含む)が予想に反して8
週連続減少となったことが主な買い材料となった。製油所稼働率は定期修理を終え
た影響から上昇に転じたが、依然として低水準にとどまっており、今後の石油製品
在庫への影響が懸念されている。NY原油先物価格は10/2以来の高値62.50ドルまで上
昇し、ほぼ高値62.46ドル(前日比+2.4%)で取引を終えた。
【株式市場概況】
NY株式相場は上昇。7-9月期GDP改定値が予想以上に上方修正された事を好感して
朝方から上昇して始まった。地区連銀経済報告で「ほとんどの地区で緩やかに成長
が続いた」との見解が示されたことも支援材料となり、終始堅調に推移した。セク
ター別では、エネルギーや電気通信サービスを中心に全面高となった。宝飾品小売
のティファニー(TIF)は予想を上回る決算を発表して6.4%高。またアパレルのエア
ロポステール(ARO)も好決算を発表して上昇。ニューヨークタイムズ(NYT)はAIG元
会長のハンク・グリーンバーグ氏が同社株を大量に取得しているとの報道で7.5%
高。ダウ構成銘柄では、UBSが買い推奨を継続したインテル(INTC)が上昇。またプ
ルデンシャルが目標株価を引き上げたボーイング(BA)も小幅高。結局ダウは90.28
ドル高の12226.73、ナスダックは19.62ポイント高の2432.23で取引を終了した。バ
ンクオブアメリカ(BAC)の時価総額が本日終値ベースで2437億ドルとなり、シティ
バンク(C)を上回り最大の銀行となった。
【通貨オプション】
ドル・円は、強弱混じる米経済指標を受けて116円を挟んだレンジ相場が継続して
いる。オプション市場では、ドルの上値が重い展開を受けて堅調に推移しており、1
週間物変動率は6.750%から7.025%へ上昇、1ヶ月物は7.150%で昨日と同水準、3ヶ
月物は7.250%から7.275%、6ヶ月物は7.350%から7.325%へそれぞれ上昇した。
リスクリバーサルは、調整色が強く25デルタ円コール・ドルプット1ヶ月物は
+1.120%から+1.10%、3ヶ月物は+1.130%から+1.200%へそれぞれ縮小、6ヶ月物は
+1.220%から+1.275%へ拡大している。
【経済指標】
米・7-9月期GDP改定値:前期比+2.2%(予想+1.8%、速報値+1.6%)
米・7-9月期GDPデフレータ改定値:前期比+1.8%(予想+1.8%、速報値+1.8%)
米・7-9月期コアPCE価格指数改定値:前期比+2.2%(予想+2.3%、速報値+2.3%)
米・10月新築住宅販売件数:前月比-3.2%、100.4万戸(予想103万戸、9月103.7万
戸←107.5万戸)
加・7-9月期経常収支:+51億カナダドル(予想+38億カナダドル)、前期+47億カナ
ダドル←+42億カナダドル
加・10月鉱工業製品価格:前月比-0.1%(予想-0.2%、9月-1.5%←-1.6%)
加・10月原料価格指数:前月比-2.8%(予想-1.5%、9月-5.2%)
仏・10月失業者数:前月比+5000人(予想-18000人、10月-50000人)
仏・10月失業率:8.8%(予想8.8%、9月8.8%)
【要人発言】
米地区連銀経済報告(べージュブック)
「米経済は引き続き緩やかな拡大を示した」
「製造業は自動車を除き好調、サービスは全般的に堅調」
「ほとんどの地区でホリディセールスは慎重ながら楽観的」
「自動車、住宅関連が弱い」
「一部で住宅価格の下落が見られた」
「ほとんどの地区で住宅市場の減速が示された」
「ほとんどの地区でエネルギー価格、建築費の低下が示された」
「雇用市場は引き続き逼迫とりわけ熟練労働者が逼迫、賃金上昇は緩やか」
トリシェECB総裁
「為替に関する発言はしない」
「ポールソン米財務長官は強いドルを推奨」
「シンガポールG7の過度の変動や無秩序な動きは経済成長にとり望ましくないと
するスタンスを固執する」
「英国のユーロ参加は賢明」
「雇用コストを注視」
ウェーバー独連銀総裁
「中長期で緩和策解除が必要」
「経済状況を反映すべきであり、為替の急激な動きは好ましくない」
【東京市場終値-ニューヨーク市場終値】
為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値)
ドル・円 115.90 116.47 115.88 116.32
ユーロ・ドル 1.3181 1.3181 1.3133 1.3149
ユーロ・円 152.76 153.17 152.64 152.93
ドル・スイス 1.2052 1.2117 1.2052 1.2103
ポンド・ドル 1.9504 1.9541 1.9435 1.9459
株式市場:
NYダウ 12134.40 12240.67 12134.40 12226.73
ナスダック 2423.82 2436.61 2414.80 2432.23
債券市場: (始値) (終値)
米国債30年物 4.591 4.615
米国債10年物 4.501 4.521
先物市場:
NY金先物 642.3 644.3 640.6 641.8
NY原油先物 61.25 62.50 61.20 62.46
シカゴ日経平均先物 16060 16225 16060 16185
(フィスコ) - 11月30日7時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061130-00000003-fis-brf